2024/06/28
次元大介も愛用する伝説のハイエンドリボルバー「タナカ S&W M27“ザ.357マグナム” 4インチ ヘビーウエイトモデルガン」
新たに4インチの“ザ.357マグナム”がラインアップ
.357マグナム弾を使うスミス&ウェッソンのリボルバーといえばM19が有名だが、M19が登場する以前、.357マグナム弾を使うモデルといえばNフレームのM27であった。このモデルは1935年に.357マグナム弾と同時に登場し「S&W The.357 Magnum」(通称レジスタードマグナム)という名称が付けられていた。
当時、M19と同じ.38口径のKフレームリボルバーは存在していたが、.357マグナム弾のプレッシャーに対応するためにカウンターボアードシリンダーを採用したNフレームが選択された。一般販売は行なわれず品質保証書を兼ねた登録証が付属するカスタムオーダー制が導入され、サイトやバレル長、表面仕上げ、グリップまでユーザー側の好みで組み合わせることができた。
第二次世界大戦後、仕上げを省くなどして量産性を向上させた法執行機関向けの「The Highway Patrolman」(M28)が登場。そして1957年のモデルナンバー制導入によりモデル27(M27)の名称が与えられ、カスタムオーダー制は廃止された。しかし、レジスタードマグナムの象徴であるバレル上面からフレーム上面、リアサイトベースに至るまで施された反射防止のチェッカリングは残され、他銃との差別化が図られているのが特徴だ。
次元大介も愛用する伝説のハイエンドリボルバーをモデルガンで再現
タナカはM28ハイウェイパトロールマン、M27 3-1/2インチに続いて4インチをモデルガンで再現した。この4インチ仕様のM27は、M19のイメージが強い次元大介が映画『ルパン三世 カリオストロの城』をはじめ複数の作品で使用している。テーパーのかかった4インチバレルはもちろん、レジスタードマグナムの特徴である反射防止のチェッカリング、カウンターボアードシリンダーを忠実に再現。スクエアバットのフレームにはサービスサイズのグリップが組み合わされている。
内部はNフレームモデルガン系では最新のバージョン2準拠なのでスムーズなトリガーアクションが体感できる。見た目、作動性能ともにパーフェクトなこのモデル。リボルバーファンなら手に入れておきたい。
タナカ
S&W M27“ザ.357マグナム” 4インチ ヘビーウエイトモデルガン
DATA
- 全長:235mm
- 全高:136mm
- 全幅:42mm
- 重量:750g(カートリッジ含む)
- 装弾数:6発
- 価格:¥39,380(2024年7月中旬発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年8月号に掲載されたものです。
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