2024/04/02
【毛野ブースカのトイガンレビュー】待望の再販!「タナカ スミス&ウェッソンパフォーマンスセンターM&P R8 5インチヘビーウエイトVer.2ガスガン」
待望の再販決定!
最新バージョン2仕様の実力とは?
タナカのペガサス式ガスリボルバーシリーズはコルトSAAにはじまり、スミス&ウェッソンやコルト、スタームルガーの代表的なダブルアクションリボルバーがラインアップされ、多くのリボルバーマニアを唸らせてきた。では、なぜタナカのペガサス式ガスリボルバーが幅広く支持されるようになったのだろうか。
リボルバーのエアガンはエアガン黎明期から存在していた。その多くがいわゆるライブカート式と呼ばれるもので、オートマチックピストルよりリアルな操作性が楽しめた。しかし、オートマチックピストルのエアガンがエアコッキングガンから固定スライド式ガスガン、さらにガスブローバックガンへと進化していく中、リボルバーのエアガンは大きな進化はなく、リアルさ、実射性能ともに中途半端な製品が多かった。そんな状況の中で登場したタナカのペガサス式ガスリボルバーは、それまでのリボルバーのエアガンのイメージを大きく覆す完成度を有していた。そして近年、スミス&ウェッソンのJフレームやNフレームを中心にバージョン2へと進化した。バージョン2の最大の特徴は、実銃同様の刻印やディテールの再現、気化効率の見直しなど、リアルさと実射性能のさらなる向上が図られた。タナカのペガサス式ガスリボルバーはバージョン2の登場により、人気・実力を不動のものにした。
ペガサス式ガスリボルバーの中でもっともモダンで、かつタクティカルテイストなモデルと言えばスミス&ウェッソンパフォーマンスセンターM&P R8 5インチだろう。今回は久々の再販となったR8のバージョン2仕様をもとに実射性能をチェックしてみよう。実射テストは気温30℃を超える屋外フィールドで実施。ガスガンにとってはバッチリな気温だ。まずは8mの距離にあるペーパーターゲットにダブルアクションで10発撃ち込んでみた。トリガープルはスムーズで、サイトピクチャーも良好。屋外という厳しい条件にもかかわらず、高い命中精度を発揮した。比較用として用意した旧モデルと撃ち比べるとその違いは歴然。この距離ならピンポイントで狙える。この結果を踏まえて、旧モデルは厳しいので、バージョン2のみで15mの距離からシングルアクションで10発撃ち込んでみた。やや右寄りに散っているものの全弾命中。ガスリボルバーとしては驚異的だ。今回は0.20g弾を使用したが、0.25g弾を使えばさらに集弾するだろう。
撃った本人が驚くほどの実射性能を発揮したスミス&ウェッソンM327 PC M&P R8 5インチバージョン2。リアルさ、手にした時の感触、そして撃ち応え…すべてにおいて他の追随を許さない領域に達している。
こちらのグリップは全国のホビーショップやトイガン・ミリタリー専門店、アームズマガジン公式WEBショップで発売中だ。気になる方にはぜひチェックしていただきたい。
DATA
- 全長:263mm
- 全高:159mm
- 全幅:42mm
- 重量:1,060g
- 装弾数:16発
- 価格:¥38,280
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ
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