エアガン

2024/04/10

Cz75セカンドを現代的にアレンジ「KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト」

 

玄人好みのカスタマイズが施されたCz75が登場

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト

 

 1975年にチェコスロバキア(現チェコ)で生まれたCz75は現在も派生型の生産が続き、20世紀最高のコンバットオートのひとつに数えられた名銃といえる。当時東側陣営だったチェコスロバキアには西側諸国のような激しい企業間競争がなく人件費も安価なため、西側の製品と比べてスチール削り出し加工など手間とコストのかかる製法を採り入れやすかったという事情も、Cz75が名銃たりえた要因とされている。
 冷戦期には東側の銃器というとどこかミステリアスな存在で、Cz75は専門誌で取り上げられたりマンガに登場したりして知名度もあったことから日本ではトイガン化を望む声は大きかった。そんなマニアの要望に応えたのがKSCで、早くからブローバックモデルを製品化し、現在までバージョンアップを繰り返しながら販売を続けている。そのKSCのCz75バリエーションとして発売されたのが、アキュライズ2である。

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト

 

 

セカンドモデルがベースのアキュライズ2

 

 前作のアキュライズ1がファーストモデルをベースにしたのに対し今回はセカンドモデルがベース。アキュライズ1では命中精度重視だったが、アキュライズ2では視認性のよいコンバットサイトに変更。メカは定評のあるシステム7を採用して良好なブローバックと命中精度を実現し、操作系にも手が加わったことで使い勝手が格段に向上しているのだ。

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト
フレームが延長されているセカンドモデルがベース。コンバットオートらしい精悍なマズルフェイスだ

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト
フロントサイトはホワイトドットの入った視認性の高いタイプ。金属製で丈夫なので多少ラフに扱っても平気だろう

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト
リアサイトはノバックタイプのコンバットサイト。スライド側を加工してシッカリと固定されている

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト
シングル、ダブルアクションどちらでもスムーズなトリガーフィーリングのクロームメッキ仕上げトリガー

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト
コック&ロックが可能なのは20世紀のコンバットオートの証。スパーハンマーもクロームメッキ仕様である

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト
マガジンの出し入れを容易にするために大型のクロームメッキ仕上げのマガジンベースに変更された

 

 これほど有名でありながら、カスタムバリエーションが少なかったCz75シリーズにおいて、アキュライズ2の登場はまさに朗報といえるだろう。なお、本製品は限定版なので、迷っているなら後悔しないためにも押さえておくことをお薦めする。

 

KSC Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト

 


 

KSC
Cz75アキュライズ2 ヘビーウエイト

 

DATA

  • 全長:206mm
  • 全高:142mm
  • 全幅:36mm
  • 重量:830g
  • 装弾数:23発
  • 価格:¥37,400
  • お問い合わせ先:KSC

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年5月号に掲載されたものです。

 

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