2024/03/25
リボルバーにしかないロマンがある。タナカのリボルバーモデルガン5選【2024年春版】
タナカワークスはガスガンとともに数多くのモデルガンをリリースしており、そのリアルさから多くのモデルガンユーザーの支持を集めている。特にリボルバーは定番どころからマニアックなバリエーションまで網羅しているのが魅力的だ。
今回は昨今発売された製品の中から注目のリボルバーモデルガンをピックアップしてご紹介する。
タナカ
スミス&ウェッソンM66
2.5インチコンバットマグナム
Ver.3モデルガン
DATA
- 全長:202mm
- 全高:130mm
- 全幅:37mm
- 重量:485g(カートリッジ含む)
- 装弾数:6発
- 価格:¥37,180
- お問い合わせ先:タナカ
M19のステンレスバージョンであるM66シリーズ。中でもシリーズ唯一のラウンドバットフレームの2.5インチモデルは、ステンレス製で錆びにくく、2.5インチバレルとラウンドバットフレームで携帯しやすく、パワフルな.357マグナム弾が撃てるというコンシールドキャリーやホームディフェンスに適した要素が三拍子揃ったダブルアクションリボルバーとして長く支持されている。さらにATFをはじめとした法執行機関においてもアンダーカバー用としても重宝された。
そんなM66をタナカワークスはVer.3仕様のモデルガンで再現。バリエーションは今回紹介する2.5インチバレルと6インチ、4インチモデル。ステンレスメッキの質感が向上しており、カーボンスチールモデルとは一線を画す雰囲気を醸し出している。刻印の見直しやディテールの形状変更に加えてグリップ内にはプレスウエイトを追加。手にした時の重量感も申し分ないものとなっている。スムーズなトリガーフィーリングと、派手なマズルファイアが楽しめる2.5インチバレルなので発火させて遊びたい方に最適な1挺だ。
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タナカ
スミス&ウェッソンM28
“ザ・ハイウェイパトロールマン”
4インチヘビーウエイトモデルガン
DATA
- 全長:235mm
- 全高:140mm
- 全幅:42mm
- 重量:750g(カートリッジ含む)
- 装弾数:6発
- 価格:¥38,280
- お問い合わせ先:タナカ
実銃のハイパトは、1935年に誕生したNフレーム/.357マグナム弾を使用するS&W The.357 Magnum(通称レジスタードマグナム、のちのM27)をベースにしている。The.357 Magnumはポリスオフィサーに人気があったが、オーダーメイドによるカスタムガンということもあり高価格がネックだった。そこで、全米の警察はコストダウンした.357マグナムリボルバーの開発をS&Wに要求。これに応えるかたちで1954年に登録したのが「The Highway Patrolman」、のちにモデルナンバー制導入後はM28としてナンバリングされたモデルだ。
内部機構などには手を加えず、表面はポリッシュ仕上げからマット仕上げ、フレームとバレルの上面もブラスト仕上げとされ、バレル長は4インチと6インチを用意。1955年に登場したThe .357 Combat Magnum(のちのM19)とともに全米の法執行機関で採用された。
タナカはハイパトの中でもモデルナンバー移行後の4インチモデルを製品化した。同口径のM19と比べるとゴツくてタフな印象を受けるフォルムはM29に近く、サービスサイズのグリップのせいかややアンバランスな感じは否めない。しかしクラシカルな雰囲気を漂わせるテーパードバレルや簡素化された表面仕上げ、反射防止のセレーションがないリアサイト、カウンターボアードシリンダー、ナロートリガーやセミワイドハンマーなど実銃の特徴を忠実に再現。内部メカはNフレームモデルガン系では最新となるバージョン2準拠なのでスムーズなアクションが体感できるのも魅力的だ。
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タナカ
スモルトリボルバー 4インチ
ヘビーウエイト
Ver.3スクエアバットモデルガン
DATA
- 全長:291mm
- 全高:150mm
- 全幅:37mm
- 重量:720g(カートリッジ含む)
- 装弾数:6発
- 価格:¥36,080
- お問い合わせ先:タナカ
タナカ スモルトリボルバー 4インチ ヘビーウエイトVer.3スクエアバットモデルガン
一見すると市販モデルのように見えるが、れっきとしたカスタムガンである「スモルト(SMOLT)」は、スムーズなトリガーアクションが得られるスミス&ウェッソンのKフレームと、命中精度に優れるコルトパイソンのバレルを組み合わせた、いわばハイブリッドモデルである。スモルトは多くのガンスミスによって作られたが、特にPPCカスタムで名を馳せたビル・デイビスによって作られた初期の作品は希少性とともに評価が高い。後年、このスモルトやパイソンの影響を受けてフルアンダーラグ仕様のバレルを持つLフレームのM586/686が登場した。
タナカはスモルトリボルバーをモデルガンで再現。製品はスクエアバットフレーム+オーバーサイズグリップ仕様で、写真の4インチモデルに加え6インチモデルがラインアップ。実銃のスモルトはユーザーからの持ち込みによって製作されており、ラウンドバットとスクエアバットが混在していると思われるが、スクエアバットのほうがPPCマッチ向けっぽく感じる。さらにターゲットシューティングに適したワイドハンマーとワイドトリガー、レッドインサート付きフロントサイトも標準装備されている。最新のVer.3がベースになっているので、リアルなディテールに加えてスムーズな作動と安定した発火性能が体感できる。
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タナカ
スミス&ウェッソンM65
3インチ ステンレスフィニッシュ
Ver.3モデルガン
DATA
- 全長:202mm
- 全高:125mm
- 全幅:36mm
- 重量:540g(カートリッジ含む)
- 装弾数:6発
- 価格:¥37,180
- お問い合わせ先:タナカ
数あるスミス&ウェッソンのダブルアクションリボルバーの中でもFBIが1974年に制式採用したスミス&ウェッソンM13、通称「FBIスペシャル」は異色の存在だ。制服警官と異なり私服で活動することが多いFBIの捜査官は衣服の中に携帯することが多い。そのため携帯性を重視しつつ銃撃戦を有利に進めるために威力も必要であった。.357マグナム弾仕様のKフレームラウンドバットをベースに3インチブルバレル、カートリッジがエジェクトしやすいフルサイズのエジェクターロッド、フィクスドリアサイト仕様とすることで、携帯性とパワーを両立させたのがM13なのである。そのM13のバリエーションであるM65は耐食性と耐腐食性に優れるステンレス製であることから、銃を毎日のように携行(EDC=Every Day Carry)する私服警察官にとってはさらに都合がよかった。さらに民間向けにも販売されパーソナルディフェンス用として重宝された。
タナカはM13もモデルガンでリリースしているが、これに引き続きM65も再現している。実銃同様となった各部の形状や刻印はもちろん、表面に施されたメッキの質感も向上。嫌みのない落ち着いた雰囲気を漂わせている。サービスサイズのグリップ内にはウエイトが入れられたことにより構えた際の重量感・バランスもアップ。さらにM65によく似合うシルバーのグリップアダプターも標準装備されている。機能美溢れる外観はまさにファイティングリボルバーの傑作といっても過言ではない。
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タナカ
S&W M360J
“SAKURA”
海上保安庁モデル
ヘビーウエイトVer.2モデルガン
DATA
- 全長:163mm
- 全高:129mm
- 全幅:34mm
- 重量:440g(カートリッジ含む)
- 装弾数:5発
- 価格:¥33,880(数量限定生産)
- お問い合わせ先:タナカ
日本の制服警察官の制式拳銃であるS&W M360J、通称「SAKURA(サクラ)」。.357マグナム弾が発射できるJフレームリボルバーM360シリーズをベースに、S&Wで製造されたものをミネベアミツミ(旧NMB。ニューナンブM60の製造元)が日本に輸入、管理番号が施され各警察機関に配備している。ちなみにサクラは.38スペシャル弾専用となっている。M360特有の二重構造の2インチバレルやスカンジウム合金製のフレーム、インターナルセーフティ、フレーム側に設けられたファイアリングピンを採用。管理番号やNMBの刻印に加えてニューナンブM60やS&W M37エアウエイトから継承されたフィンガーレスト付きのグリップやランヤードリングが特徴だ。軽量で、かつグリップは日本人の手に馴染みやすいものだという。
日本警察の標準的なリボルバーであるこのサクラを忠実に再現したタナカのモデルガンに、海上保安庁仕様がラインアップされた。海上保安庁の訓練シーンが時折公開されることがあるが、その中でランヤードが付いたサクラを手にした海上保安官を見たことがある方もいるのではないだろうか。
海上保安庁モデルはフレーム左側の「SAKURA M360J」の刻印下部に海上保安庁のシンボルであり、庁旗などに用いられている「コンパスマーク」が刻まれ、シリアルナンバーも海上保安庁モデル用に変更されている。タナカはこのコンパスマークだけではなく、サクラの特徴的な外観や各部の刻印、管理番号、グリップ、ランヤードリングも日本警察仕様と同様にリアルに再現している。実包が装填されない実銃の重量が約420g、タナカのヘビーウエイトモデルはカートリッジ込みで約440gとなっており、実銃に近い手応えが体感できる。
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