2023/08/05
愛銃の寿命アップに!「バリアダイオード」の効果と組み込み方!【ジーフォース】
電動ガン用バリアダイオードとは
電動ガンのコンディション維持に欠かせないバリアダイオードが登場
電動ガン用カスタムパーツのひとつであるバリアダイオード(SBD)。知名度に比べて機能や効能についてあまり広く知られていない。ここでは電動ガン用バッテリーや充電器のスペシャリストであるジーフォースからリリースされたバリアダイオードを紹介しつつ、その機能や特徴を解説する。
一般的な電動ガンはトリガーと連動したスイッチによって作動を制御している。トリガーを引くとスイッチの接点が触れてオンになり、バッテリーから電流がモーターに流れてモーターが回転し、ピストンを後退させてBB弾を発射している。トリガーを戻せば接点が離れてオフとなり、モーターの回転が停止、BB弾が発射されなくなる。
このように電動ガンにおいてスイッチは重要な役割を果たしているのだが、実はスイッチ(トリガー)のオン/オフ時には瞬間的にちょっと驚くくらいの大電流が発生している。特にオフ時にはモーターが惰性で回転することで発生する逆起電流が発生し、スイッチの接点でスパークが発生する。これが元で接点部分が汚れたりススが付いたり、最悪の場合は接点が溶けてしまう。
この電動ガンの寿命を左右しかねないスパークを抑制してスイッチを保護してくれるのがバリアダイオード(SBD=ショットキーバリアダイオード)だ。バリアダイオードをモーターターミナルに装着することで、モーターの惰性回転で発生した電気をモーターへ回収、自己消費させることでスパークを抑制・防止する。
ジーフォースは収納しやすい超小型バリアダイオードを採用。収納特性にあわせて2タイプをラインアップしている。組み込み方はモーターを取り出してモーターターミナルにネジ止めしてグリップとモーターの隙間に収納するだけだ。
組み込みやすくてコスパに優れたバリアダイオード。アナログスイッチだけではなくマイクロスイッチや電子トリガーにも有効だ。まだ装着したことがない方はぜひ組み込んでみてほしい。
東京マルイ次世代電動ガン
HK416デルタカスタムへの組込方法
- お問い合わせ先:G-FORCE
TEXT:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2023年9月号に掲載されたものです。
※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。