エアガン

2023/03/26

世界の傑作軍用小銃エアガン5選【2023年版】

 

 第二次世界大戦から現代に至るまでに製造されたオートマチックタイプの軍用ライフルは多くあり、傑作と名高く評価されるものも少なくない。今回は傑作軍用小銃を再現したエアガンの中から5挺をピックアップ。エアガン選びの参考にしていただければ幸いだ。

 


 

CYMA/CYBERGUN

FN SCAR-L フルメタル電動ガン

 

CYMA/CYBERGUN FN SCAR-L フルメタル電動ガン

 

DATA

  • 全長:530mm/725mm~765mm(ストック伸長・展開時)
  • 重量:2,970g
  • 装弾数:300発
  • 価格:¥38,500
  • お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

 アメリカ軍特殊作戦群(USSOCOM)の要請により開発されたFNHのモジュラーアサルトライフルSCARシリーズ。5.56mm×45弾仕様がSCAR-L、7.62mm×51弾仕様がSCAR-Hと呼ばれており、アメリカ軍の特殊部隊で使用が確認されている。

 SCARは様々なメーカーからリリースされており、どれも魅力があるが今回紹介するCYMA/CYBERGUNがリリースしたSCAR-LはFNハースタルの公式ライセンスを取得し、リアルな刻印入りで電動ガン化している。アンビ仕様のコントロールレバーや折り畳み・伸縮が可能なストックなど、実銃の特徴を余すことなく再現している。SCARが気になっている方はぜひチェックしてみていただきたい。

 


 

東京マルイ
次世代電動ガン

DEVGRUカスタム HK416D

 

 

DATA

  • 全長:800mm/880mm(ストック伸長時・サイレンサー装着時)
  • 重量:3,700g
  • 装弾数:82発
  • 価格:¥80,080
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 

 デルタフォースの要請によってヘッケラー&コックが開発したM4A1カービンの改良型であるHK416D。HK416の開発は2002年より元デルタフォース隊員にして銃器専門家のラリー・ヴィッカースがアドバイザーとして参加し、ヘッケラー&コックとアメリカ特殊作戦軍による共同開発で進められ、軍での採用は2007年にデルタフォースに100セット程度のHK416アッパーレシーバーが、改修キットとして納入されたのが始まりである。近代化程なくしてオリジナルのロアレシーバーが組み合わされたHK416Dが導入された。

 東京マルイのこのモデルは、その名のとおりDEVGRUが使用したHK416Dをイメージしたカスタムモデル。10.4インチ仕様のHK416DをベースにAACサイレンサー&フラッシュハイダー、TDタイプライフルグリップ、クレーンタイプストックが装着されている。

 


 

S&T

TAVOR-21

Pro Ver. ブローバックBK

 

 

DATA

  • 全長:690mm 
  • 重量:2,500g
  • 装弾数:300発 
  • 価格:¥32,780
  • お問い合わせ先:UFC

 

 

 かつてヨーロッパではイギリスのSA80(L85)やオーストリアのステアーAUG、フランスのFA-MASとブルパップ式軍用アサルトライフル(※)が独自に発展していった。特にイスラエルは砂漠や市街地での作戦が多いことから歩兵部隊の機械化が進んでいる。これは歩兵が防御力の高い装甲車輌に搭乗して機動し、必要に応じて下車戦闘を行なう、というものだ。そのため、狭い装甲車輌から速やかに展開、射撃を行なうために取り回しに優れたブルパップ式に注目。独自のブルパップ式ライフル、TAVOR(タボール)が開発され、1999年に初公開された。

 S&Tはイスラエル軍が制式採用しているタボールをモデル化。ブルパップの利点を最大に活かしたコンパクトなボディは汎用性に優れる。一方で電動ブローバック機構も搭載するなど、実用性だけでなく撃って楽しい銃となっている。

 

※ブルパップ式アサルトライフル:ボルトなどの機関部とマガジンがグリップより後方に設置されている(ストックと機関部が一体になっている)のが特徴のライフル。詳しくは以下のレポートをチェック

 

ブルパップライフルの基礎知識はこちら

 


 

東京マルイ

ガスブローバックガン

89式5.56mm小銃折曲銃床型

 

東京マルイ「ガスブローバックガン89式5.56mm小銃シリーズ」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:670mm/916mm(ストック展開時)
  • 重量:3,900g(20連マガジン装着時)
  • 装弾数:20発
  • 価格:¥64,800
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 

 89式小銃は64式小銃の後継として開発され、1989年に自衛隊に制式採用された。細身のデザインは小柄な日本人が構えることを前提に開発されており、構えるとなるほど体に馴染む実感が得られる。その89式小銃を東京マルイは電動ガン、ガスブローバックガンで再現。ガスブローバックガンは複雑な形状のアウターバレルやフラッシュハイダーはアルミの削り出しで作られ、レシーバーも亜鉛ダイキャスト製となっている。各部の構造も実銃に近い構成となっており、通常分解が実銃と同じ手順で行なえる。どちらのタイプもセレクターは左右に設けられており、折曲銃床型のチークパッド部分には、セレクターの逃げも設けられている。電動ガンとは一線を画すトリガーフィーリングや、射手に襲いかかる鋭いリコイルショックもガスブロならではだ。固定銃床型もラインアップしている。

 


 

G&Gアーマメント

M1ガーランド

ETU電動ガン

 

G&Gアーマメント「M1ガーランドETU 電動ガン」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:1,115mm
  • 重量:3,930g
  • 装弾数:20発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:G&G JAPAN

 

 

 第二次世界大戦でアメリカ軍の勝利を決定づけた兵器の一つがM1ガーランドだろう。アメリカ以外にも自動小銃を開発した国はあったが、その多くが同じ銃でも部品の共有ができない手作り品に近いものだったのに対し、M1ガーランドは製品間での生産規格が確立し部品交換が可能であったことも長所として挙げることができる。

 M1ガーランドは現用銃器に比べると製品化される機会は少ない。だが、G&Gアーマメントからリアルガンと同様にセミオートオンリーの電動ガンで発売。しかも電子トリガー(ETU)を新たに搭載したモデルになっている。機能性にも優れ、サバゲーの使用にもお薦めなミリタリーサービスライフルだ。

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 


 

もっと詳しく傑作軍用ライフルを知りたい方に

世界の傑作軍用ライフル

 

 

 「自分が持っているトイガンの基になった実銃が知りたい」「実銃のことが詳しく書いてある本が欲しい」をコンセプトに制作したMOOK「世界の傑作ハンドガン」に続いて、今回は第二次世界大戦から現代に至るまでに製造されたオートマチックタイプの軍用ライフルに焦点を当てた1冊。M1カービン、M1ガーランド、M14、M16、AR180、SR-15E3カービンMOD2 M-LOK、SKSカービン、AKMS、AK100、G3、G36C、MCX、FAL、タボールなど日本における知名度が高く、トイガン化されたメジャーなモデルを中心にピックアップ。さらに64式7.62mm小銃、89式5.56mm小銃といった自衛隊のライフルも掲載。実銃のことが知りたい方はもちろん、カスタムガン製作やイラスト、アニメの資料としても活用できるMOOKだ。

 

 

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