エアガン

2022/10/29

ミリタリー&ポリスを冠する銃をモデルガンで「タナカ S&W M&P360 .357マグナム HWモデルガン」

 

「ミリタリー&ポリス」の名前を冠した最新のJフレームリボルバー

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン

 

 モデル36チーフズスペシャルに代表されるJフレームリボルバーは、軽量なスカンジウムが添加されたアルミ合金製フレームに先にチタニウムシリンダー(SC、PD)、後にステンレスシリンダー(SAKURA、M&P)が組み合わされ、強力な.357マグナム弾が撃てるリボルバーとして2001年にモデル360シリーズへと進化した。日本警察が制式採用したモデル360J SAKURAのベースガンとして知られている。そんなモデル360シリーズの中でも、かつて一世を風靡したサービスリボルバーの傑作「ミリタリー&ポリス」の名前を冠した軍・法執行機関向けモデルがM&P360だ。

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン

 

限定仕様から仕上げを省いたベーシックモデルになってリバイバル

 

 タナカは以前、このM&P360を軽量な実銃の手応えを再現するためにABS樹脂をベースに表面にセラコートを施した限定モデルとしてリリースした。今回リリースされるモデルは主要パーツにヘビーウエイト樹脂を使用し、入手しやすい価格設定にすべく一般的な黒染め仕上げとしたベーシックモデルとしてリバイバルされる。

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン
シュラウドで包まれた二重構造のバレルをリアルに再現。バレル右側には使用弾を示す刻印が刻まれている

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン
シリンダーギャップから噴き出すガスによるフレームカットを防ぐためのフレームシールドは実際にステンレス板で再現されている

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン
M&P360の特徴のひとつであるXSサイト。発光機能はないもののトリチウム部分は樹脂製のインサートで再現されている

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン
リアサイトはモデル36と同じ固定式だがサイトノッチが深くシャープに彫り込まれており、XSサイトとあいまって狙いやすい

 

 特徴的なフレーム右側の「M&P」のロゴはプリントからレーザー刻印へと変更。前作ではケースハードン仕上げだったトリガーとハンマーは黒染め仕上げとなっている。前作同様、モデル360シリーズの特徴であるフレーム側に移設されたファイアリングピンやインターナルロックセーフティなど忠実に再現。

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン
サイドプレートの「M&P」のマークはレーザー刻印で再現。シンプルなアドレスもモデル360シリーズの特徴

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン
S&Wのモノグラムはフレーム左側に施されている。シリンダーラッチ上部のインターナルセーフティロックは実銃同様に機能する

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン
モデル360シリーズはフレーム側にファイアリングピンが設けられているため、ハンマー前部はフラットですっきりしている

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン
コンパクトなJフレームリボルバーに相応しいアンクルマイクスタイプのラバー製ブーツグリップが装着されている

 

 ヘビーウエイト樹脂製なので小さいながらも手応えがあり、トリガーフィーリングもスムーズそのもの。ブラックを基調としたタクティカルな外観はM&Pの名に恥じない。Jフレーム好きならコレクションに加えておきたい1挺だ。

 

タナカ スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン

 

*写真は試作品です。実際の製品とは異なる場合があります

 


 

タナカ
スミス&ウェッソン M&P360 .357マグナム ヘビーウエイトモデルガン

 

DATA

  • 全長:163mm
  • 全高:108mm
  • 全幅:35mm
  • 重量:410g(カートリッジ含む)
  • 装弾数:5発
  • 価格:¥30,250
  • お問い合わせ先:タナカ

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:原つむぎ(Tsumugi Hara)
PHOTO:須田壱
HAIR & MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:ユニオンベース

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年12月号 P.106~107をもとに再編集したものです。

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