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2022/09/13

海兵隊式腕まくりを学ぶ!!【らんまるぽむぽむの「入門!海兵隊」】

 

世界最強とも称される米国海兵隊に入門!

 

 装備の身に着け方や基本教練などの海兵隊式の基本技術を、元海兵隊員の指南で学んでいきます!

 


 

 9月になったというのに、まだまだ残暑が厳しいこの頃。日によってはTシャツ1枚でも汗が噴き出てくるというのに、軍人の戦闘服は年中長袖だ。理由は、木の枝や有害な虫、様々な破片や任務中のアクシデントから兵士の腕を保護するためだそう。上記の理由から、かつてアメリカ軍では「腕まくり」が禁止されていた。しかし、兵士の不満噴出や猛暑対策により続々と解禁され、最後まで禁止していた陸軍でも2016年に腕まくりが解禁された。腕まくりのやり方や条件は規定により決められており、各軍によって違いがあるから面白い。アメリカ軍の中でも「陸軍式」「海兵隊式」、特殊部隊愛用の「デルタロール(SFロール)」など、組織によって腕まくりの規定が違う。
 今回は、元米海兵隊員のリース軍曹に海兵隊式の腕まくりの方法を伝授してもらった。細かい部分だが、正しく着こなすだけで本格度が爆増しする! 残暑のサバゲーでぜひ活用してもらえるとうれしい! 海兵隊入門作戦、状況開始であります!

 

講師:リース軍曹

らんまるぽむぽむの「入門!海兵隊」~ブーツの履き方編~
2010年に傷痍退役した元海兵隊員。中学時代までを日本で過ごしたバイリンガルで、現在は語学専門家として翻訳・通訳などに従事している。Twitterアカウント:@Dio_Morte13 

 


ブラウス袖の折り方

 

 

まず、ブラウスのボタンを全部留め、裏返して平らな場所に広げる

 

 

再びブラウスを裏返して裾を豪快に折り曲げる。目安は肩のポケットの端に折り目がくるくらい(赤線のあたり)

 

 

 

 

肩から手首にかけて折り目ができるので、手アイロンで整える。この折り目は最後まで崩さないのがポイント!

 

 

指4本分くらいの幅を目安に折り返す

 

 

 

 

同じように何度か折り返す

 

 

4本の指を隙間に入れ、シワを伸ばして整えながら折り返していく。矢印が③で作った折り目。引っ張ると簡単に元に戻ってしまうので、崩れないように丁寧に!

 

 

袖を折り重ねるときは、膝で押さえながらやると、③の折り目を保ちやすくてやりやすい!

 

 

肩ポケットのフラップに少しかかるぐらいまで折り返したら完成!

 


BEFORE

 

こちらは袖を下ろしたままの状態。ブラウスのサイズがやや大きいため、袖が余り気味だ



AFTER

 

めちゃくちゃかっこいい~!! 腕がたくましくなったような気がする!!

 

が、しかし! あることに気付く…。写真左の袖は教官のリース軍曹作、写真右が私作。あれ? なんか私のほう団子みたいになってる…

 

よく見ると、なんか左腕だけ着心地が悪いし見た目もボコボコ…。しっかりシワを伸ばしながら折り返すのがポイント! 難しい!

 

きつくなりすぎたら、輪の折り目の部分を両手で持ち優しく引っ張ると緩むぞ! 血流が滞らないよう、指1本分が入るくらいのゆとりは開けておこう!

 



 袖を下ろしたままでも問題ないが、腕まくりしたほうがかっこいいし、何より夏場は快適!

 

らんまるぽむぽむタイプα
ガスマスクタレント。可愛すぎる女芸人3位。防災士。軍隊サバイバル術研究家。ブッシュクラフトアドバイザー。自身のYouTube「ぽむTUBE」でミリタリーやサバイバル関連の動画を投稿している。単行本「彼氏にしたい陸自装備ベスト10」を出版

 

TEXT:らんまるぽむぽむタイプα/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.128~129をもとに再編集したものです。

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