2019/01/15
ハートフォード FDCベーシックコイルSPコンプリート 【2019年2月号掲載】
シューター待望のコイルスプリングモデルが登場
理想的なファストドロウカスタム
ファストドロウシューターの定番アイテムであるハートフォードのFDC(ファスト・ドロウ・カスタム)に、ハンマースプリングがコイルスプリングになったものがついに加わる。純正のコルトSAAのハンマースプリングはリーフスプリング(板バネ)。ハンマーのテンションを変えようとするとバネを替えればいいのだが、テンションの異なる板バネを用意するのは至難の業だ。両側面をカットするなどの工夫をしているシューターも中にはいるが、工作技術がなければ難しい。そこでハートフォードはコイルスプリング(巻バネ)を使えるようにしたのが、今回リリースされるコイルSPモデルだ。
シリンダーストップがかかる部分に金属製チップが埋め込まれたABS製ノンスキップドシリンダー。ファストドロウカスタムを表わす刻印が入ったバレルとロングベースピンが付属
サミング用とツーハンド用をラインアップ
コイルスプリングの効用としてはテンション調整しやすいこと、スムーズでコンスタントなハンマーコックが可能になることが挙げられる。ただし、板バネに比べて装着しにくいことから、ハートフォードは専用のスプリング圧縮冶具を開発、装着を容易にした。本体にあらかじめ組み込んだコンプリートモデルに加えて、サミング用ハンマーとツーハンド用ハンマーのパーツセットをラインアップ。すでにFDCをお持ちの方でもコイルスプリングモデルにバージョンアップ可能だ。ぜひコイルスプリングセットを組み込んで競技にチャレンジしてほしい。
パーツセットにはストラット、ハンマースプリング(弱、中、強の3本)、スプリングステー、マウント、スプリングステースクリュー、スプリング圧縮冶具セット、ハンマー本体(コイルスプリング対応加工済)が含まれている
冶具にスプリングを通したハンマーストラットに固定してスクリューで圧縮する。ピンを通す穴(○部分)が見えたところで、ゼムクリップなど細いピンを差し込んで圧縮状態を保ったままスプリングステーに装着し、ピンを抜いたら装着完了となる
銃本体にコイルスプリングを装着した状態。ハンマーやスプリングステーは専用品となっている
DATA
- 全 長:260mm
- 全 高:130mm
- 全 幅:37mm
- 重 量:706g(カートリッジ6発含む)
- 装弾数:6発
- 価 格:完成品¥31,104(パーツセット発売記念価格)/サミング用ハンマーセット¥7,344 /ツーハンド用ハンマーセット¥11,664
- お問い合わせ先:ハートフォード TEL052-661-9250
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:サバゲフィールドF2 プラント
この記事は2019年2月号 P.81より抜粋・再編集したものです。