2019/01/04
ベイクウォールジャム2【2019年2月号掲載】
ストリートとサバゲが融合!?
BAKEWALL(ベイクウォール)は、日本で発祥したサバイバルゲームを、ストリートカルチャーとして普及させることを目的に誕生したアパレルブランドだ。
2回目の開催となったBAKEWALL JAM には「cross colors(クロスカラーズ)」をテーマにさまざまなスタイルのサバゲーマーが集合した。その様子を紹介していこう。
100人以上の参加者が集まった。その多彩なスタイリングは、まさに今回のテーマに即した素晴らしいもの
日時11 月18(日)
場所:Operation Freedom
主催:BAKEWALL
Special Guest:沖縄サバゲー
MC:Trip6
DJ:k82
千葉県のオペレーションフリーダムでアパレルブランドBAKEWALLが主催するサバゲイベント「THE BAKEWALL JAM2」が開催された。BAKEWALLは2017 年、日本発祥とされるサバイバルゲームを、よりカッコよく、洗練されたストリートカルチャーとして普及させるために生まれたアパレルブランドだ。ストリートファッションをサバゲに融合させることで、今までにないスタイルでのサバゲを提案し業界を盛り上げている。2 回目となった今回のイベントには、多くのメーカーやショップも出店。BAKEWALLのファンだけでなく、多くのサバゲーマーが交流できる場所にもなった。ギアフリークや終末といった他ジャンルからもBAKEWALLのポリシーに共感して参加者たちが集まった。当日の様子をレポートしていこう。
BAKEWALLが提唱する、新しいスタイルの参加者たち。スポーツウェアとタクティカルギアの融合は、サバゲーマーだけではなくギアフリークにとってもアンダーカバーやコバートスタイルの参考になる
会場にはDJブースが設営され、複数のDJによる華麗なプレイで参加者のテンションも上がっていた
屋外では不利に思われがちなBAKEWALLスタイルだが、バリケードを有効に使い、アクティブに動けば問題ない。ウェアの迷彩効果は重要だが、それ以上にスキルの高さがサバゲで私服スタイルを可能とするのだ
G&G製のM.E.T.を使ってのシューティングマッチも行なわれた。最速タイムをたたき出すと豪華景品がもらえるとあって、多くの参加者が挑戦していた
Cross Colors
THE BAKEWALL JAM2では、BAKEWALLファン以外にもさまざまなジャンルの参加者が交わることをテーマにしていた。その告知に反応したギアフリークや終末世界のサバゲーマーが参加。まったく異なるジャンルから参戦した彼らも、普段の世界観をそのままイベントに持ち込むのではなく、BAKEWALLのブランドテーマに寄せていたのが興味深かった。
荒廃した近未来のストリートスタイルで参加したのは、MADサバ頭目のSATOMICと仲間たち。個性的なMADサバスタイリングの参加者たちもBAKEWALLファンと交流を深めていた
テーラーも参戦。自社装備をセットアップしたストリートスタイルのx115xTAYLORのANONYMOUS(上)と、MoonshotgearsのShoji。それぞれの自社のブランドイメージをストリートに融合させたスタイリングはぜひ参考にしてほしい
BAKEWALL専属モデルのきらら。スポーティなスタイルにMulticamAridのSpiritus Systemsのチェストリグを装着。Mighty Modsをアウターに着用してのBAKEWALLスタイルで参加。BAKEWALLのアイコンとして今後の活動に注目してもらいたい
おしゃれにサバゲを楽しむというテーマがあるからか、女子の参加も多かった。それぞれが好みとするスタイルで参加しており、JAM2 のテーマにあわせて会場に素敵な色を重ねていた
THE BAKEWALL JAM2はただサバゲをするだけではなく、撮影会や景品交換会も取り入れ、異文化交流会ともいうべきさまざまなジャンルが交わるイベントになった。最近のサバゲ業界にはSF や終末などいろいろなジャンルが登場している。BAKEWALLには、確固たるブランドイメージを持ちながらも、他ジャンルを受け入れて融合していく懐の深さを感じる。さまざまなジャンルが交差していくことで、サバゲ業界がさらに発展していくことが期待できる。
BAKEWALLは今後もいろいろな企画を進めていくそうなので、興味をもった読者のみなさんは、彼らの動きに注目してもらいたい。
BAKEWALLは代表の佐藤氏とクリエイティブなスタッフで構成されている。今年は去年より躍進した1年だったという。来年の活躍も楽しみだ
TEXT:Ghost(Ghost in THE Dark)
この記事は2019年2月号 P.168~169より抜粋・再編集したものです。