2022/05/05
重厚感溢れるフラッグシップモデル「ウエスタンアームズ SVインフィニティ6.0 ガンブラックver.」
迫力の6インチHWスライドをガンブラック仕上げで
1911年にアメリカ軍で制式採用が始まった1911ガバメントモデル。しかし装弾数の少ないシングルスタックでは設計の陳腐化が否めなくなっていた。1980年代に行なわれた制式拳銃トライアルでベレッタのM92にその座を譲ることになった要因の一つにはダブルスタックの優位性が挙げられている。
それでも長く愛されてきたガバメントの人気は衰えることなく、慣れ親しんだ操作性のまま多弾数化するという発想からハイキャパシティ1911が生まれた。中でもSTIが開発したハイキャパシティガバメントは金属製のサブフレームにポリマー樹脂のグリップフレームを組み合わせることによってモジュラー化と軽量化に成功。自由度の高さから多くのシューターに支持され、ハイキャパシティ1911のスタンダードとなった。
STIでハイキャパシティ1911開発に携わったサンディ・ストレイヤーが後にSTIを離れて立ち上げたのが、完全カスタムメイドのSVインフィニティシリーズである。
圧巻のリコイルショックとリアリティ
WAのインフィニティシリーズは、同社のハイキャパシティガスガンのフラッグシップモデルとして君臨してきた1挺だ。Rタイプを皮切りに最新バージョンへと進化し続けたこのモデルはマグナブローバックの持つ爆発的なブローバックを体感するに相応しい1挺であろう。ヘビーウエイト樹脂の6インチスライドとフルレングスのアンダーシャーシの組み合わせで重量は1kgオーバーを達成。ブローバック時のブレが少ないので、激しいリコイルと高い命中精度の両立が可能になっている。
内部メカは最新のSCWバージョン3エンジンとホップシステムを搭載。初期型スタイルのベーシックモデルは飽きが来ないのでこの機会にぜひ手に入れておきたい。
ウエスタンアームズ
SVインフィニティ6.0 ガンブラックver.
DATA
- 全長:246mm
- 全高:158mm
- 全幅:38mm
- 重量:1,144g
- 装弾数:33発
- 価格:¥46,200
- お問い合わせ先:WA渋谷店 TEL03-3407-5922
TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年6月号 P.123をもとに再編集したものです。