2018/11/17
タナカ S&W M36 2インチスチールジュピターフィニッシュVer.2モデルガン 製品レビュー【2018年12月号掲載】
クラシックな名銃を特別な仕上げで楽しむ
※掲載されている【S&W M36 2インチスチールジュピターフィニッシュVer.2モデルガン】は試作品です。量産品とは細部が異なります
時を経ても古さを感じさせない名銃中の名銃
1950年、アメリカで開催された国際警察署長会議の席上で発表され、そこに参加した警察署長(ポリスチーフ)たちの投票により「チーフスペシャル」と名付けられたのがこのモデル。その後1957年のS&W社のモデルナンバー制導入でM36となったが、それ以後も親愛の意を込めてチーフスペシャルと呼ばれ続けている名銃。70年近くを経た現在も現役で、M36クラシックスの名称で、ほぼ当時のままのスタイルで販売され、高い人気を誇る。1950年の登場ということもあって、デザインには当時のトレンドが反映されているはずだが、S&W社の多くの製品同様あまり古さを感じさせない。そこが名銃のゆえんでもあるのだろう。1挺は持っていたいと思わせる、名銃中の名銃だ。
モデルガンならではの超リアルなシリンダー風景
バージョン2化によってリアル刻印と、スムーズ作動も実現
ずっしりと重く、金属の肌を持つ特別な1挺
そんな名銃中の名銃、チーフスペシャルには特別な仕上げが似合う。スチールジュピターフィニッシユは、通常メッキが不可能なヘビーウエイト樹脂にメッキを施すタナカならではの技術。それを使ってチーフスペシャルを仕上げた。ヘビーウエイト樹脂なので手にした時ずっしりと重く、ややヒンヤリとして、しかも見た目がスチールのような金属感に溢れているので、一瞬わが目を疑ってしまうほど。良い意味で予想を裏切ってくれる。
リアルなケースハードン調の仕上げが施されたトリガーとハンマー
トリガーとハンマーにはケースハードンによる色ムラを再現している。これがまたリアルで、目を見張るばかり。美しく、特別感がある。もちろんバージョン2化によってリアル刻印と、スムーズ作動も実現化している。非常に手間をかけて作られる特別な仕上げ。チーフスペシャルのような銃にこそふさわしい!
DATA
- 全 長:160mm
- 全 高:110mm
- 全 幅:33mm
- 重 量:450g(カートリッジ5発含む)
- 装弾数:5発
- 価 格:¥38,880(11月中頃発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:サバイバルゲームフィールドSEALs
この記事は2018年12月号 P.91より抜粋・再編集したものです。