2021/04/03
S&T「スターリングMk7 電動ガン」製品レビュー
ピストルスタイルのスターリングの最小モデル
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
スターリングの最後のバリエーションモデル
イギリスのSTENサブマシンガンの後継として登場し、30年近くイギリス軍を支えてきたスターリングL2A1は1980年代にはMP5にその座を脅かされ始める。そこで、米国市場のニーズを満たすことに焦点を当て開発されたのがMk.7だ。
Mk.7はバレルを短くしストックを外したことでピストルサイズにまで小型化されている。もともとはMP5クルツを強く意識したものであり、SASや私服のオペレーター用として1986年から1988年までのわずか18カ月間しか生産されていない希少なモデルでもあった。
異色のコンパクトモデルに変身
コアな人気を誇るスターリングといえばマガジンが横に装填されるフォルムが特徴的で、スタンダードなMk.4、サイレンサーモデルのMk.5と主要モデルに続いて加わったのが最小モデルのMk.7だ。スターリングのバリエーションはレシーバーから先に特徴があるのだがこのモデルの場合は、そのほとんどを切り詰め、折り畳み式のメタルストックもオミットしたものである。
外観からはスターリングの面影はレシーバーとマガジンにかろうじて残るのみである。それでもグリップを握って構えるとスターリング固有のフィーリングを感じることができる。バレルの先端が3パターンから選べるのでこれまでのスターリングの中で一番楽しめるモデルだろう。英軍マニアや個性的な銃をお探しのユーザーには堪らないアイテムだ。
DATA
- 全長:405mm
- 重量:2,285g
- 装弾数:50発
- 価格:税込¥43,780
- お問い合わせ先:UFC
e-mail:wholesale@ufc-web.com
TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:乃木蛍
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:東京サバゲパーク
この記事は月刊アームズマガジン2021年5月号 P.106より抜粋・再編集したものです。