2021/03/04
タナカ「SIG P229 EVO2フレーム HWモデルガン」製品レビュー
.357SIG弾のSIG P229を発火式で初再現
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
SIGを代表するコンパクトオート
リアルな外観に加えて耐久性と作動性を両立させたタナカの発火式モデルガンSIGシリーズに待望のP229が加わる。P229はタナカからガスブローバックガンはリリースされているが、モデルガンでは意外にも初の製品化となる。
実銃のP229は、P226を主軸とするSIGのクラシックラインの中でコンパクトモデルに位置づけられる。P228をベースにして.357SIG弾や.40S&W弾に対応するため、ステンレス製の強化スライドが採用されているのが特徴だ。P226やP228と共通した操作性、携帯性に優れたコンパクトなボディ、重量が増したスライドのおかげで撃ちやすいことからアメリカの様々な法執行機関で採用された、まさにSIGを代表するコンパクトオートである。
.357SIG弾をイメージしたEVO2カートリッジ
タナカはこのモデルを定評のあるEVO2カートリッジ仕様の発火式モデルガンで再現。P228より厚みが増されたスライドは特殊ABS製。フレームは他モデル同様ヘビーウエイト樹脂製。そしてP229の特徴である.357SIG弾は、内部構造は9mm×19弾仕様と同じながら音抜けに特化した4つ穴トップを新たに導入した。
ハイプレッシャーカートリッジの.357SIG弾らしいブローバックスピードと手応えのあるリコイルショックが体感できるタナカのP229。P226やP228に負けずとも劣らない魅力を放つ、SIGオート好きならぜひコレクションに加えたくなる1挺だ。
DATA
- 全長:178mm
- 全高:138mm
- 全幅:37mm
- 重量:650g(カートリッジ含まず)
- 装弾数:10発
- 価格:¥26,800
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:加美杏奈
HAIR&MAKE UP:西田聡子
この記事は月刊アームズマガジン2021年4月号 P.88~89より抜粋・再編集したものです。