エアガン

2021/02/25

【自衛隊エアガン】タナカ「SIG P220 IC自衛隊 HW ガスブローバックガンシリーズ」

 

 世界各国のさまざまな実銃を再現しているエアガン。もちろん、その中には日本を防衛する自衛隊の銃器も再現されている。今回は改めてその自衛隊で制式採用されている実銃をモデルにしたエアガンをピックアップ。詳細にレビューをしていく

 今回ご紹介するのはタナカの「SIG P220 IC自衛隊 HW ガスブローバックガンシリーズ」だ。

 

目次 

 

【エアガン】

東京マルイ

G&Gアーマメント

S&T

タナカ

 

【モデルガン】

タナカ

 


 

モダンなシングルカラムオートを再現
作動も良好な頼れるサイドアーム

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー

 

 自衛隊に採用されたP220は、国内企業によって生産されていた。特筆すべきは、ブローニングタイプのショートリコイル方式を採用したオートマチックピストルを本格的に生産した例は、国内においてはこのP220だけであるという点だ。それも踏まえ、P220を選定したというのは先見の明があるといえるだろう。現代を代表するオートマチックピストルの多くは、このP220を起源とするショートリコイルシステムを採用しているからだ。そういった点もリアルに再現できるのがガスブローバックの魅力の一つである。

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー
スライドに漢字で「拳銃」と刻印が施されているのが非常にアイコニックだ。このモデルは陸上自衛隊仕様で、桜のマークが施されている

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー
こちらは航空自衛隊仕様。桜の両翼にウィングマークが施されており、他との差別化が図られている

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー
錨のマークが特徴的なこちらは海上自衛隊仕様。スライド前部には、製造年月表示が再現されている。エッジもシャープで、非常にリアルな仕上がりである

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー
確かな作動性を実現するピストンユニット。ヘビーウエイトモデルは、ABSモデルよりも激しいリコイルショックが味わえる

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー
フレームは金属製のインナーシャーシがフロントまで配されており、スライドは金属製のシャーシと噛み合う構造だ

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー
グリップ内にはウエイトが入っている。ヘビーウエイトモデルではこのウエイトとも相まって、実銃と同じ重量を達成しているのも魅力的だ

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー
ホップ調整は、チャンバー直下にあるダイヤルで行なう。マガジンを外した状態でアクセス可能な位置にあるので、比較的操作しやすい

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー
20発の装弾数を誇るマガジン。実銃は8発なので、2倍以上の装弾数を誇る。スリムなのでガス容量は厳しいが、それでも快調なブローバックを実現している

 

 細身のマガジンはガスブローバックとしては不利だが、それでも地道にブラッシュアップを重ねたタナカ製P220はロングセラーを続けている。自衛隊仕様の特徴ともいえるストレートなスライド、そして陸海空と異なる刻印を再現。日本人の手に合うグリップサイズとも相まって、とても扱いやすいモデルだ。

 

タナカ「SIG P220IC自衛隊HW ガスブローバックガンシリーズ」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:208mm
  • 全高:141mm
  • 全幅:36mm
  • 重量:890g
  • 装弾数:20発
  • 価格:¥26,800(海上自衛隊、航空自衛隊も同仕様。ABS樹脂モデルは各¥24,800)

 

 

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TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年2月号に掲載したものです。

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