エアガン

2021/02/04

S&T「M320A1 グレネードランチャー」製品レビュー

 

米軍最新のグレネードランチャーを40mmカート対応で再現

 

S&T「M320A1 グレネードランチャー」製品レビュー

 

 アメリカ軍にとって欠かせない兵器となったグレネードランチャー。ベトナム戦争で活躍したM79にはじまり、1960年代後半からはM203がアメリカ軍におけるグレネードランチャーの中心となった。そして2006年、アメリカ軍はM203の更新を目的としたコンペティションを行ない、採用されたのがヘッケラー&コックのM320グレネードランチャーだ。
 M320A1ではサイドスイング&ダブルアクショントリガー方式が採用されている。これはG36用のAG36を再設計したものでM203より格段に安全性が高くなった。M203では不発が起きた場合、バレルを前にスライドさせて装填をやり直すことによる暴発事故の危険性があったのだ。

 

S&T「M320A1 グレネードランチャー」製品レビュー
バレルを左側にスイングアウトして40mm径のカートリッジを装填する。作動は滑らかで素早くカートを装填できる

 

S&T「M320A1 グレネードランチャー」製品レビュー
バレルを支えるシャーシは金属製で耐久性が高い。右側のシャーシには刻印がホワイトレタリングでリアルに再現されている

 

 ガス式の40mmグレネード弾は迫力のある発射音とBB弾を一斉発射する高い制圧力で多くのプレーヤーを虜にしてきた。これまでもM79やM203といった米軍を代表するランチャーは発売されてきたが、選択肢が少ないのが悩みどころであった。そこに登場したのがこのモデルだ。

 

S&T「M320A1 グレネードランチャー」製品レビュー
大型のバットプレートには射角を付けて狙うには最適なアールが付けられている。長さは微調整できるのであらゆる状況に対応できる

 

S&T「M320A1 グレネードランチャー」製品レビュー
グリップは小さめだが握ると自然と後方に傾く角度が付けられている。セーフティレバーはアンビ化され利き手を選ばず操作できる

 

S&T「M320A1 グレネードランチャー」製品レビュー
標準装備されているMP7A1と同型のフォールディングフォアグリップを外すとピカティニーレールが現れ、好みのアクセサリーを付けることも可能だ

 

 スタンドアローンで使用する以外にもピカティニーレールを介してライフルに装着することもできる。このモデルはグレネード好きなら見逃せない。

 

S&T「M320A1 グレネードランチャー」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:356mm/490mm(ストック伸長時)
  • 重量:1,865g
  • 装弾数:1発
  • 価格:¥25,000
  • お問い合わせ先:UFC
    e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年3月号 P.90より抜粋・再編集したものです。

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