2020/12/23
【再掲・全文掲載】ICSエアソフト「CXP-ARKツートン電動ガン」製品レビュー
毎月、数えきれないほどの新作が発表されるトイガン。これはその中で特に注目を集めたトイガンをピックアップし、改めて紹介するコーナーである。今回、紹介するのはICSエアソフトの「CXP-ARKツートン電動ガン」。この銃は抜粋記事をすでに公開しているが、「月刊アームズマガジン2020年11月号」にて掲載されたレポートを特別に全文掲載する。
機能性を追求したAKスタイルのオリジナルカスタム
数ある海外メーカーの中でもオリジナルカスタムを多数ラインアップしているのがICSエアソフトだ。ここで紹介するCXP-ARKツートン電動ガンは日本で発売される同社初のAKスタイルの電動ガンであり、ICSエアソフト流にアレンジされたモダナイズドAKカスタムといっても過言ではない。
オーソドックスなAKスタイルのメタルレシーバーをベースに、カービンレングスのバレル、M-LOKハンドガード、ARKエルゴテックタクティカルグリップ、マルチフォールディングストックを組み合わせることでインターフェース部分を強化。見た目にも他のモダナイズドAKカスタムとは一線を画す一体感のあるスマートなフォルムを実現している。リアサイトはロープロファイルなフィクスドタイプに変更され、レシーバーカバー上面にマウントベースを追加。ボルトキャッチも兼ねたセレクターレバーは射撃後、セーフの位置に戻すとメインスプリングがリリースされる機能が搭載されている。ボディカラーはハンドガードやストックなどがODのツートンとオールブラックが用意されている。
内部メカは8mmベアリング軸受仕様のバージョン3タイプメカボックスを採用。メカボックスを分解しなくてもメインスプリングが取り出せる。写真のサンプルはOSFET仕様だが、プリコックなど各種設定が可能なSSS V3も用意されている。実射してみると、AKらしい高いボディ剛性に加えてエルゴノミックなデザインのグリップやストックのおかげで撃ちやすい。
実射してみると、AKらしい高いボディ剛性に加えてエルゴノミックなデザインのグリップやストックのおかげで撃ちやすい。スムーズな作動と、MOSFETのおかげでトリガーフィーリングも良好だ。MOSFET仕様のほかにプリコックなど各種設定が可能なSSS V3も用意されている。機能性と実射性能をバランスよく両立させたICSエアソフトらしい1挺だ。ボディカラーはハンドガードやストックなどがODのツートンとオールブラックが用意されている。
DATA
- 全長:638mm/884mm(ストック伸長・展開時)
- 重量:3,365g
- 装弾数:540発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:ICSエアソフト
- 集弾性:85mm(20m)
- 平均値: 82.6m/s(0.68J)
※G&Gアーマメント0.2gバイオ弾使用
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2021年11月号 P.70~71より抜粋・再編集したものです。