装備

2018/10/05

ANIPLEX+アームズバックパック Ver.LLENN(後編)

 

 TVアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(以下、GGO)』の主人公レンのイメージをデザインに採り入れた「アームズバックパック Ver.LLENN」が、ANIPLEX+より完全受注生産アイテムとして発売される。作品ファン必携のアイテムであることは間違いないが、このバックパックがデイリー(日常)やサバゲなど、デュアルユースを主眼にデザインされた高機能なバックパックである点に、前編と後編の2回にわたってご紹介する。

 後編となる今回は、開発を担当したミリタリーギア・トイガンパーツとして高い評価を得る国内ブランド「LayLax」こだわりの機能性について注目していく。

 

<この記事の前編はこちらからご覧いただけます>

 

■ちょうどいいサイズと高い機能性

 

 サイズは横28×縦40×奥行25cmとコンパクトにまとめつつ28Lの大容量を確保しているので、デイリーユースならちょっとした旅行用にも充分に対応。サバゲならコンパクトSMGやハンドガン、装備一式程度は余裕で収まり、このバックパックひとつにまとめられる。交通手段が電車・バスだからできるだけ小さい荷物でインドアサバゲに行きたい、なんてシチュエーションにはうってつけだろう。

 なお、レンがモチーフということであれば、気になるのはレンの愛銃P90(全長約50㎝)が入るかどうかだろうが、上記のように縦40㎝なので収まらない。ただ、入るサイズにするとかなり大きなバックパックになってしまうので、デイリーユースを考えるとオーバーサイズとなってしまうことだろう。そうなると、P90などの長物は別途ガンケースでキャリーする、という考え方は理に適っているとも言える。

 

●キャリングシステム

 

キャリングシステムは、普段出張の機会が多いLayLaxの開発担当者が自ら実用テストを実施。人間工学に基づき、いかに長期間使用しても疲れず快適に携行できるかを主眼とし、自分で使いたいレベルに作り込んでいったという

 

背面には「エアーブレス パッド」を採用。背中とバッグが密着しすぎるのを防ぎ、通気性を確保。熱を上下に逃がす工夫がなされている。パッドやショルダーストラップ自体も通気性の高い構造とすることで、身体との接触面をムレにくくしている

 

 

 

ショルダーストラップは背面内部へきれいに収納でき、横向きにしてハンドキャリー仕様にコンバート可能

 

背面にはキャスター付きバッグ等のハンドルに通して一緒に運ぶことができるスマートスリーブも設けられており、身軽になることもできて便利だ

 

●ユーティリティコンパートメント

 

外側のユーティリティーコンパートメントには出し入れする回数が多いアイテム(貴重品や手帳、カギなど)を収納するのに便利。2層構造の芯材で保護されているので安心だ

 

●サブコンパートメント

 

ここには大きめのポケットがあり、ガス缶やバッテリー、ペットボトルなどを入れておくのに便利。フタ面はベルクロパッドになっていて、面積も広いので多数のパッチ類を貼り付けておくことができる

 

●メインコンパートメント/サバゲユースでの使用例

 

容積が一番大きいメインコンパートメントはファスナー付きのメッシュパネルで区切られていて、衣類やタオル、装備品等を収納するのに適している。背面側はガンコンパートメントになっていて、MP7クラスのコンパクトSMGまで収納可能。こちらはサバゲユースを想定した一例で、コンパン&コンシャツ、マグポーチの付いたプレートキャリア、そしてMP7が余裕で収まっている

 

ガンコンパートメントに収納されるインナーガンスリーブ(製品に1枚付属)。表面のベルクロに対応したノーマルループとスモールループ(各2個)、マガジンホルダーが付属し、銃やマガジンを安全かつ機能的に固定できる

 

●メインコンパートメント/デイリーユースでの使用例

 

こちらはデイリーユースの一例。着替えやシューズ、カメラ、ノートPCがこれまた余裕で収まっている。ちょっとした旅行やビジネス用途にも使えそうだ

 


 

 

■受注期間は10月14日(日)まで

 

 さてこの「アームズバックパック Ver.LLENN」、販売はANIPLEXの通販サイト「ANIPLEX+」のみで行なわれる。10月14日(日)までの期間限定・完全受注生産品なので、気になる方は早めにチェックいただき、購入されることをおすすめする。

 なお現在、東京・秋葉原のラジオ会館1階にあるANIPLEX+のアンテナショップで展示されているほか、GUN SHOP FIRSTの東京アメ横店、大阪日本橋店でも手に取って確認することができるので、一度現物を見てみたい方は足を運んでみてはいかがだろうか。

 

9月16日に開催された『GGO』のイベント〈スクワッド・ジャム・パーティー〉で 販売された2種類のパッチが、バックパックと同じくANIPLEX+にて10月14日 (日)まで事後受注受付中。パッチはレンのチーム『LPFM』と、新体操部チーム 『SHINC』の部隊章が、新規描き下ろしでデザインされている。裏面は着脱可能な仕様だ。

 

アームズバックパック Ver.LLENN

  • 発売元/ANIPLEX+、製造元/LayLax
  • 価格/\13,000(税込、送・手数料別)
  • サイズ/横28×縦40×奥行25cm、容量/28L
  • 受注期間/10月14日まで、お届け予定/2019年1月下旬
  • 完全受注生産

※写真は試作品のため、実際の商品とは若干異なります。

 

ANIPLEX+

TEL 050-3163-3172

https://www.aniplexplus.com/ggo_llenn

 

<この記事の前編はこちらからご覧いただけます>

 


 

 

■『GGO』作品解説

 

 時雨沢恵一の小説『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』は、川原礫の小説『ソードアート・オンライン(以下、SAO)』シリーズの世界観を使用したもう一つの『SAO』だ(いずれも電撃文庫 刊)。そして近未来の『SAO』の世界において、フルダイブハードによるリアルな仮想空間で銃火器を用いて戦うVRゲーム(VRMMO)《ガンゲイル・オンライン》を舞台に、主人公・レンをはじめとするプレイヤーたちの緊迫感あふれるバトルや人間模様が丁寧に描かれている。この小説を原作に、今年4月にはTVアニメが放送スタート。コミカライズやゲーム化などマルチメディア展開も行なわれ、本誌「月刊アームズマガジン」2018年6月号でも特集。主人公・レン役の楠木ともりさんが表紙を飾り、時雨沢恵一先生へのインタビューも掲載。本誌読者が今最も注目するアニメのひとつにもなっている。

 

■モチーフとなった主人公「レン(LLENN)」とは?

 

 『GGO』においてレンを操っているのは、東京の大学に通う北海道出身の女子大生・小比類巻香蓮だ。彼女は長身であることのコンプレックスから「別の人物になれること」に興味を抱き、VRMMO《ガンゲイル・オンライン》に巡りあう。香蓮が操ることになった小柄でかわいいアバター・レンは、全身をピンクの装備で統一。地道にプレイを重ねて実力をつけ、他のプレイヤーから「ピンクの悪魔」と呼ばれるまでになる。やがてレンは美人でミステリアスなプレイヤー・ピトフーイと出会い、意気投合。彼女に言われるがままチーム戦イベント《スクワッド・ジャム》に参加することになるが、そこで巨漢の凄腕スナイパー・エムとチームを組むことになるのだった…。

 

TVアニメ『GGO』公式HP

https://gungale-online.net/

 

©2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/GGO Project

 

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