2020/12/08
高性能ショートスコープの実力とは【ノーベルアームズ「SURE HIT 1824 IR HIDE7 SSTP」】
発売以来、高い人気を保ち続けているノーベルアームズのSURE HITシリーズ。そのうちの一つ、「1824 IR HIDE7 SSTP」は3年前に発売されたモデルだが、「月刊アームズマガジン」のライター、毛野ブースカも愛用している。今回はその魅力について今一度、レポートしよう。
※このレポートは月刊アームズマガジン2017年12月号に掲載されたものを再編集したものです
目次
ノーベルアームズ
SURE HIT 1824 IR HIDE7 SSTP
- 倍率:1~8倍
- チューブ径:30mm
- レティクル:ミルドットSSTP
- 価格:¥49,680
対物レンズ径は24mm。レンズはすべてグリーンマルチコーティング仕様
エレクターチューブ内のスプリングは板バネからコイルタイプにバージョンアップ
ノーベルアームズ「SURE HIT 1824 IR HIDE7 SSTP」はSURE HITシリーズのショートスコープの決定版と言っても過言ではない製品だ。今までになかったさまざまな特徴が備えられており、その性能にエアガンシューティング歴35年の毛野ブースカも満足しているほどだ。その特徴を簡単にまとめて紹介しよう。
■コンパクト、軽量化を実現
左が「1824 IR HIDE7 SSTP」であり、右は同シリーズの「1624 IR HIDE7 CQB」だ。二つを並べてみるとはっきりその違いが分かる。全長だけではなくズームリングや接眼レンズ部分もコンパクトになったのがわかる
■着脱式の「パワースイフトレバー」
多くのユーザーが待ち望んでいた着脱式パワースイフトレバーを採用。これにより、構えた状態でもスピーディーに倍率調整できるようになった
エレベーション/ウインデージノブにはロックシステムを導入
ロックをすることで、不意の誤作動が防げる
■8倍比率のショートスコープ
ショートスコープではトイガン市場初となる8倍比率(1~8倍)を採用した。これにより、近距離から遠距離まで幅広く対応できるように
イルミネーションレティクルの輝度は11段階に調整可能だ
■見え方を比較してみた
ここまでで3つの特徴を挙げたが、実際にどのように見えやすくなったかは分からないだろう。そこで同シリーズの「SURE HIT 1624 IR HIDE7 CQB」と比較し、その視界の見え方を確かめてみよう。
- 1倍
左:1824 IR HIDE7 SSTP 右:1624 IR HIDE7 CQB
1824 IR HIDE7 SSTPのほうがシャープで、色合いも明瞭だ
- 4倍
左:1824 IR HIDE7 SSTP 右:1624 IR HIDE7 CQB
1824 IR HIDE7 SSTPのほうがコントラストがはっきりしている。当日は薄暗い森林内で撮影したので、差が出やすかったのかもしれない
- 6倍
左:1824 IR HIDE7 SSTP 右:1624 IR HIDE7 CQB
倍率を上げるほど、シャープネスや解像度に明確な差が出始める。断然、1824 IR HIDE7 SSTPのほうが明るい
ノーベルアームズの新商品
説明した「SURE HIT 1824 IR HIDE7 SSTP」の魅力から分かるように、ノーベルアームズは次々と画期的なモデルを作り出し、常に業界をリードしている。最後にその新しいモデルを簡単に紹介しよう。
MICRO 3X TACTICAL MAGNIFIER
ドットサイトとマグニファイアのタンデムマウントは今では当たり前になりつつある。しかしマグニファイアのサイズが大きいと搭載できるドットサイトが制限されるだけではなく、正常なポジション(アイレリーフ)でサイティングできなくなってしまう恐れがある。
今回ノーベルアームズから発売されるこの新型マグニファイアは、従来品より全長が短くなったことでその悩みを解消。倍率は3倍で、コンパクトながらも広視界を実現している。同社のCOMBAT T1やSURE HIT T2 SOLARとの相性はバツグンだ。
SURE HIT T2 SOLAR
電池(CR2032×1個)に加えて、外光により発電するソーラーシステムを採用した「デュアルバッテリーシステム」を搭載した画期的なドットサイト。光の強さと電池の電圧状況によって自動的にソーラーモードとバッテリーモードが切り替わる。また、電池を外しても外光によってドットが点灯する。キルフラッシュ、強化ガラス製レンズガードが付属しているのでサバゲーでも安心して使える。
また、この他にもノーベルアームズではさまざまな製品を発売している。ハイスペック・ハイクオリティなスコープをお求めの方はぜひチェックしていただきたい。
この記事は月刊アームズマガジン2017年12月号 P.90より抜粋・再編集したものです。