2018/10/07
サバゲ創造のススメ 第9章:ベイでサバゲ!?【2018年11月号掲載】
第9章:ベイでサバゲ!?
あまりにもぶっ飛んだ企画!?
「いったい何を言っているんだ」「イメージがまったくわかない」「なぜやるのか」と、開催が発表された当時に物議をかもしたイベントが「ベイだけでサバゲをやる」しかも「サバゲフィールドをまるまる使って」の『Bey Survivalgame』略して『ベイサバ』だ。『ベイ』という単語は、日本に昔からある『ベイゴマ』『紐ゴマ』『ベイブレード』全般を指す。このイベントは、人気が再燃している『ベイブレード』の最新版である『ベイブレードバースト』を主に使って、サバゲをしようというのが企画内容であった。
参加者も普段のサバゲ装備からこだわりの衣装まで様々。サバゲ未経験のコスプレ好きな方も参加♪
日時:2018年8月4日
会場:BravePoint 埼玉上福岡店
場所:埼玉県ふじみ野市上福岡1丁目8-8
参加人数:50名
主催:モエガミ
開かれた未知の世界
誰もが開催できるのかすら疑った『ベイサバ』だが蓋を開けてみれば、50名の参加者が集まる一大イベントとなった。会場となったBravePoint埼玉上福岡店内のフィールド内には35台のベイを回すためのベイスタジアムが設置され、今までに見たことのない空間が参加者を待ち受けていた。有志の方々の協力もあり様々な景品が用意され、イベント中に獲得する金貨によってGETできるというシステムも大いに盛り上がった。
イベントで主に使われるベイブレードバースト一式
参加者は自分の装備に似た「分身ベイ」を組み立て参加する
当日使われる金貨と参加者のベイ
いよいよ開催! ベイサバ!!
銃を使わずにベイだけでどうやってサバゲをするのか?未知の世界を体験すべくわざわざ遠方から参戦する人や、スタイリッシュな格好で普段はBB弾を撃っている人など、場所や衣装を問わない多くの参加者が集まった。
関西から駆け付けたサバゲーマーたち
主催よりいよいよ説明…。ルールはすごくシンプルなドミネーション
そして開会式の後、主催より銃を使わずにベイでサバゲをするための説明がされた。答えはシンプルで、フィールド内に設置されたベイスタジアムの横に赤色と黄色の目印が付いたカップが置かれ、赤色チームと黄色チームに分かれて、指定されたスタート地点から両チームがスタート、各ベイスタジアムに置かれたカップを自分のチームの色に変えていく通常のサバゲでも使われる「ドミネーション」システムにより、ベイスタジアムの色がゲーム終了時間でどちらが多いかで勝敗を決めるというものであった。そして、誰もが体験したことのない両チームの戦いが始まる…。
あちこちで繰り広げられる赤黄の攻防
互いの魂を込めて…
力尽きることも…
普段のサバゲ装備なのに持っているのは…
いかがでしたでしょうか?「百聞は一見にしかず」という言葉があるが「ベイでサバゲができる」というのは、参加された方々しか実感はできないかもしれない。しかし、あえて問いかけたいのは「サバゲ」という言葉に対して固定観念を持ってはいないだろうか。「サバイバルゲーム」は直訳すれば「生き残りゲーム」である。思考を止めてはいけない。
このイベントを企画した経緯は、ほかのイベントで、あるご家族より「サバゲを体験するのではなく、まずはサバゲフィールドを気軽に知れる機会があったらいいのに」という一言から始まった。銃を使わずにサバゲの雰囲気を体験でき、かつ気軽にサバゲフィールド内を見て回れる機会の創出。それこそが『ベイサバ』の目的であった。終わってみれば、参加者からは「これは確かにサバゲだった」「子供も楽しんで参加できたし、サバゲフィールドがどういうところかを知ることができた」「また開催してほしい」という声をいただいた。想像し創造することを止めてはいけない。サバゲーマーは本来、遊びの天才だと私は思っている。
新しい世界へ挑戦したサベイバーたちへ乾杯♪
TEXT:モエガミ
PHOTO:廉慈、ふで、夢喰い
この記事は2018年11月号 P.218より抜粋・再編集したものです。