2020/11/09
【再掲・全文掲載】SNOW WOLF「M41Aパルスライフル電動ガン オリーブドラブ」製品レビュー
毎月、数えきれないほどの新作が発表されるトイガン。これはその中で特に注目を集めたトイガンをピックアップし、改めて紹介するコーナーである。今回、紹介するのはSNOW WOLFの「M41Aパルスライフル電動ガン オリーブドラブ」。この銃は抜粋記事をすでに公開しているが、「月刊アームズマガジン2020年10月号」にて掲載されたレポートを 特別に全文掲載する。
あの宇宙海兵隊の制式採用銃を電動ガンで再現
ベースガンはなんとトンプソンM1A1
『ブレードランナー』や『スターウォーズ』のブラスターなどSF映画に登場するプロップガンの中でも特に人気なのが『エイリアン2』に登場するUSCMC(連邦植民地海兵隊)が制式採用するM41A、通称“パルスライフル”だろう。劇中では6D6AP10mm×24ケースレス弾(レーザーパルス)を発射し、バレル下部に30mmグレネード弾が発射できるポンプアクション式のU1グレネードランチャーが追加されている。実際のプロップガンはSF映画とは真逆のイメージのあるトンプソンM1A1がベースとなっており、U1グレネードランチャー部分はレミントンM870とSPAS12のパーツが使用されているという。何の脈絡もない実在する銃を組み合わせて作っていた時代を象徴するかのようなプロップガンだ。
トンプソンM1A1の特徴が色濃く残されているグリップやセーフティ/セレクターレバー、マガジンキャッチ
本体右側のチャージングハンドルやエジェクションポート周辺の形状もトンプソンM1A1そのもの
SPAS12がベースとなったバレル下部のグレネードランチャー部分。フォアエンドは前後させることができ、下げると赤いグレネード弾が現れる
フォアエンドが可動するギミック付き
スノーウルフはこのパルスライフルを電動ガンで再現。プロップガン同様、トンプソンM1A1をベースにバレルジャケットやキャリングハンドル、リトラクタブルストックなどパルスライフルを象徴する外装を着装。セーフティ/セレクターレバーはトンプソンM1A1に準じている。バレル下部のU1グレネードランチャーも独特な形状のヒートシンクやフォアエンドなどリアルに再現。フォアエンドを下げるとランチャー右側にあるエジェクションポートが開いてダミーのグレネード弾が現れるギミックが付いている。さらにマガジンハウジング右側にデジタル残弾カウンターが付属されており、撃った弾数にあわせてカウントが減るという機能まで再現している。色はオリーブドラブのほかにブラック、TAN、スペシャルカラーがラインアップされている。映画マニアはもちろんアーマー系やSF系サバゲプレーヤーにもお薦めの電動ガンだ。
グレネードランチャーのマズル部分を引きながら反時計方向に90度回転させるとバッテリーコンパートメントが現れる
マガジンハウジング内にマガジンとデジタル残弾カウンター用のバッテリーが収まる。BB弾の装弾数は190発(劇中の設定では装弾数100発)
マガジンハウジング右側に付属するデジタル残弾カウンター。バッテリーは9V型乾電池を使用し、1発撃つごとにカウントが減っていく
シンプルなデザインのリトラクタブルストックは伸縮させることが可能
DATA
- 全長:680mm/790mm(ストック伸長時)
- 重量:3,715g
- 装弾数:190発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ
e-mail:sales@kinwa-co.jp
- 集弾性:110mm(20m)
初速(m/s) | |
1発目 | 85.1 |
2発目 | 89.4 |
3発目 | 88.9 |
4発目 | 85.7 |
5発目 | 90.2 |
6発目 | 86.6 |
7発目 | 87.1 |
8発目 | 89.2 |
9発目 | 87.2 |
10発目 | 89.6 |
- 平均値:87.9m/s(0.77J)
※気温27℃ 東京マルイ0.20g弾を使用
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
※この記事は月刊アームズマガジン2020年10月号で掲載されたものです。