2020/09/28
タナカ×サンケン「SAA 1st 3インチ “バードヘッド” DXシリーズガスガン」製品レビュー
タナカ「コルトSAA ガスリボルバー」
サンケンの少数限定別注モデルが再登場!
バードヘッド+3インチバレル
コルトSAAの人気のバリエーションのひとつに“バードヘッド”と呼ばれる、鳥の頭のようにグリップ背面下端がゆるやかなカーブを描くラウンドグリップを搭載したモデルがある。このラウンドグリップのオリジナルは、1850年代のコルト・デリンジャーのグリップだと言われている。さらにバードヘッドグリップにも2種類あり、グリップ上部(親指の付け根が触れる部分)が張り出しているものは“ダブルアクション・コンフィグレーション(構成)フレーム”等と呼ばれる。上部に張り出しがあるタイプ、ないタイプともに愛嬌のある外観となるからか、短い銃身と組み合わされることが多いようだ。
これらラウンドグリップのSAAは、実はオリジナルのコルトSAAのファーストジェネレーションのバリエーションにはなく、主にイタリアのレプリカメーカーによって製造されている。
仕上げ違いで3種類あり
この上部に張り出しがあるタイプのバードヘッドグリップのSAAは日本でも人気が高く、特にこれを好んで愛用するカウボーイシューターもいる。両手保持で狙い撃つのに安定したグリッピングが期待できるためだ。このような理由で一部ファンから熱狂的に支持され、好評だったSAAの銃身長3インチのバードヘッドグリップ付きのカスタムモデルが待望の再生産。しかも仕上げをバージョンアップした3種のDX仕様で再登場する。
艶を抑えたベロアニッケルフィニッシュに、ブラックメッキのスチールフィニッシュ、そしてケースハードンと呼ばれる焼き入れ処理による美しいまだら模様をメッキによって再現したケースハードンカスタムだ。
▲スチールフィニッシュDX/ケースハードンカスタム
▲スチールフィニッシュDX
▲ベロアニッケルフィニッシュDX
上部に張り出しのあるバードヘッドグリップは人気が高い。グリップフレーム(トリガーガード&バックストラップ)の仕上げは真鍮メッキだ
製品標準のグリップは木目調のプラ製のチェッカリング入りだが、別売りでウォールナット木製のスムーズグリップも発売される(¥6,000)
DATA
- 全長:202mm
- 全高:138mm
- 全幅:41mm
- 重量:610g
- 装弾数:6発
- 価格:ベロアニッケルフィニッシュDX ¥29,800
スチールフィニッシュDX ¥29,800
スチールフィニッシュDX/ケースハードンカスタム ¥34,800
(いずれも10月末頃発売予定)
- お問い合わせ先:サンケン
TEL:072-270-5510 http://sankenec.shop21.makeshop.jp/
TEXT:トルネード吉田/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年11月号 P.82より抜粋・再編集したものです。