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2020/02/23

サファリランドのグロック19用ホルスター【編集部の最近買ったオススメ】

アームズマガジン編集部員が交代で毎月おくる「編集部の最近買ったオススメ」 。

 

編集部員が最近買ったアイテムを皆さまに紹介していく本コーナーを、今月は「毛野ブースカ」が担当させていただく。


編集部の物欲番長(?)が選んだのは『サファリランドのグロック19用ホルスター』だ。

 

 

シューターである私にとってホルスターとガンベルトは商売道具のようなもの。コンマ1秒以下を争うシューティングマッチでは、銃やテクニックもさることながら、ホルスターの良し悪しがタイムに大きく影響する。しっかり銃を保持しつつ、素早くかつスムーズにドロウできる。もちろん実銃で使用してもまったく問題ないもの…自分で言うのもなんだが、ホルスターへのこだわりはハンパない。妥協はしない。ホルスターが原因で負けたくない。そんな私が信頼しているホルスターメーカーのひとつがサファリランドだ。

 

エアガンシューティングを始めた約30年前、サファリランドのホルスターは入手困難なアイテムだった。当時、ホルスターといえば皮革製が主流を占めていたが、サファリランドは現在もALSホルスターに導入されている外側を樹脂で作り、内側にスエード素材を合わせた「サファリラミネート」を開発。サファリランドのお抱えのプロシューター軍団「チームサファリランド」がサファリラミネートを導入したホルスター(007や008ファイナルオプション)を使ってシューティングマッチで好成績を上げたことから知名度を一気に高めた。

 

20年以上前に購入したレースホルスター「010」は80~90年代のサファリランドのレースホルスターの特徴を色濃く残している。トリガーロック付き、ガバメント5インチ+ドットサイトマウント付き用という珍しいものだ。もちろん今でも充分使える

 

当時、シューティングを始めた私にとって「チームサファリランド」は憧れの的であり、今でもその想いは変わらない。彼らはシューティングマッチに出て成績を残すだけではなく製品の開発も担っている。ちなみに、チームサファリランドの一員であり元FBIエージェントという経歴を持つビル・ロジャースはカイデックスホルスターの生みの親であり、ALS(オートマチック・ロッキング・システム)などのロッキングシステムを開発した人物である。そうした射撃のプロ達が磨き上げてきたのが、サファリランドのホルスターなのだ。

 

2015年に訪れたショットショーのサファリランドのブースで見かけたチームサファリランドのトム・キャンベル(写真中央の髭を生やして眼鏡をかけた人物)。元S&Wのエンジニアで、プロシューターのはしりような方だ。まさにアメリカのシューティング界の“レジェンド・オブ・レジェンズ”。私がリスペクトするシューターのひとりだ

 

サファリランドのホルスターは長らく個人では入手が難しい状態だったが、今ではウィリーピートさんがサファリランドの製品を安定供給してくれることから、欲しかったものが手に入りやすくなった。ここで紹介するグロック19用のホルスター3種類もウィリーピートさんで購入したものだ。

 

シュアファイアXC-1B+マイクロドットサイトを装着した場合は6379 RDS ALSホルスター(マルチカムカラー)をチョイス

 

私はシューティングマッチとサバイバルゲームでホルスターを使い分けているのだが、ALS付きのサファリランドのホルスターは主にサバイバルゲーム用として使っている。現在、多くのホルスターメーカーが独自にリテンション(ロッキング)システム付きを開発しているが、サファリランドのALSやSLS、GLSはシンプルなシステムながらこれほどまでに直感的にロックを解除でき、かつ保持力に優れるリテンションシステムはないと私は思っている。さらにベルトループなどのアクセサリーも豊富で、特にQLSを活用すれば銃や装備に応じて付け替えが楽に行なえるのもいい。

 

アイアンサイト+シュアファイアXC-1Bを装着した場合はライト用7377 7TS ALS ホルスターをチョイス

 

今回購入したのは東京マルイのグロック19用のALS付きホルスター3タイプ。東京マルイのグロック19を購入したのを機に、まずグロック19に対応したサファリセブンというポリマー素材を使った最新モデルの7377 7TS ALSホルスターを購入。次にシュアファイアXC-1Bを装着した状態でも収納できるライト用7377 7TS ALSホルスター、そしてマイクロドットサイト+シュアファイアXC-1Bを装着したフル装備状態で収納可能な6379 RDS ALSホルスターを購入した。

 

アイアンサイトのみ用に7377 7TS ALSホルスターをチョイス

 

実はサファリランドのALS付きホルスターは、ライト付き対応ならばライトを装着してなくても収納できる。さらにマイクロドットサイト+ライト付き対応ならすべて収納できる。これがサファリランドのスゴイところなのだが、よく考えれば6379 RDS ALSホルスターを買っておけばすべてが賄えることに気づいたのは、3種類揃ってからだった。どのタイプもリアルサイズの東京マルイのグロック19はぴったり収まってドロウしやすく、ロックもしっかりかかる。

 

裏面はすべてQLSを装着。アングルもほぼ同じにしてある

 

いずれもALS付きとはいえ、そこそこスピーディーにドロウでき、サバイバルゲームだけではなくシューティングマッチでも使える。実用性は申し分ない。グロック19用のホルスターはサファリランド以外に何個も所有しているが、リテンション付きならサファリランド以外に選択肢はないと思っている。サバイバルゲーム用ホルスターをお探しならサファリランドのホルスターを選択肢に入れてみてはいかがだろうか?

 

リアルガンライターのSHINさんが使っていたOTディフェンスのサファリランドALS用NUB MODをゲット。これでALS付きホルスターがさらに使いやすくなった

 

現在所有しているグロック19用ホルスター。OWB、IWBそれぞれあり、シューティングマッチではレイブン(RCS)もしくはスタンダードのホルスターを使っている。レイブンだけで5個もある。ちなみにサファリランドは今回紹介した3種類以外に547 PRDオープントップベルトスライドホルスター(写真下段左)もある

 

『編集部の最近買ったオススメ』は毎月第4土曜or日曜に更新予定!

次回の更新もお楽しみに!

 


[プロフィール]

アームズマガジンの編集ライター。エアガンシューティング歴35年。数多くの国内シューティングマッチ入賞経験に加えて、1999年、2000年に開催されたIDPAナショナルズ参戦、シグアームズアカデミーや元デルタフォース隊員のラリー・ヴィッカーズのタクティカルトレーニングを受講するなど実弾射撃経験も豊富。今まで23年、280冊以上のアームズマガジンと関連MOOKの制作に携わる。

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