エアガン

2020/02/23

【リアルガンレポート・後編】SIG MCX Rattler & Olympic Arms OA-93

 

5.56mm×45弾を使うアサルトライフルを限界まで短くしたアサルトピストル、古い読者なら「パトリオットピストル」というとピンとくるかもしれない。まるでデフォルメしたかのような見た目のインパクトはバツグンだ。今回は実用性云々では語り切れないアサルトピストルの魅力に迫った。

 


軽量なので片手でも射撃が容易に行なえる。リコイルショックも少なく非常にコントロールしやすい。

 

オリンピックアームズが1993年に発売したOA-93。AR15をベースとしているがピストル化するためにバッファーチューブをオミットし、リコイルスプリングシステムはバレルと並行して設けられたチューブ内に設けられている。アッパーレシーバーとボルトキャリアグループに大幅な変更を加えて完成されているアサルトピストルである。

 

アッパーレシーバー上部のキャリングハンドルは切り取られ、リコイルスプリングシステムが新設されている。

 

バレルは6インチとやはり極端に短い。ボーテックスフラッシュハイダーを付けても大きなマズルフラッシュが見える。

 

OA-93はAR15をベースとしながらバッファーチューブをなくすためにアッパーレシーバー上部にリコイルスプリングシステムを移設している。Rattlerも同様に、様々なストックをユーザーが選べるモジュラリティを得るために、AR18を参考にしたリコイルスプリングシステムをボルトキャリア―上部へと設けている。双方とも異なるアプローチながらバッファーチューブを持つAR15にはできないさらなる小型化を成功させているのである。

 

【アームズマガジンウェブ編集部レビュー】

AR15を極限までコンパクト化したモデルの走りともいえるOA-93。過去には国内でモデルアップされたこともあるので、ご記憶のファンもいるだろう。1993年に登場したこのモデルもこれだけ長く生産が続いているということは、それなりに市場からの評価を受けているということであろう。

 

 

TEXT&PHOTO:SHIN

編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2020年3月号 P.116-123より抜粋・再編集したものです。

 

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