2019/11/14
タナカ「スミス&ウェッソン M66 4インチコンバットマグナム Ver.3ガスガン」製品レビュー
名銃M19のステンレス版M66、ついにVer.3へ!
●錆びにくく手入れが楽なステンレス
ステンレス鋼自体は19世紀末から使われだしていたものの、カスタム的なものを除いて銃器に使われることはなかった。それが1965年、S&Wが最初に量産モデルに利用し、M60チーフスペシャルを発売したという。
その後、人気モデルが次々とステンレス化されていき、1970年、ついに名銃M19のステンレス版M66も発売された。ステンレスは錆びにくく、手入れも簡単なことから、1日中銃を携帯し、汗などの影響が大きい人や、岸辺や河川、海上などで銃を携帯して職務を行なう人たちに大歓迎された。
雨でも屋外にいる必要のある人や、ハンターにも大好評。アウトドアマンの定番と言ってもイイかもしれない。
●Ver.3で実射性能大幅アップ!
タナカは、リアル刻印と細部のディテールアップなどで外観のリアルさが増し、ガスの気化効率アップにより燃費が向上、本体の剛性見直しで射撃性能も大幅にアップするVer.3化をM66にも採用する。
金属感あふれる歪みのないまっすぐに伸びたバレル
シャープな印象のバレル上面。フロントサイトにはレッドインサート入り
リアサイトは黒染めされ、ホワイトのアウトライン入り
S&Wのモノグラムは、以前はサイドプレート上にあったが、後にフレーム左に移された
口径表示の刻印回りにも凹凸などなくスッキリしている
グリップ内にはプレス製のウエイトがセットされている
Ver.3ではリアルさが増し、手にしたときの満足感が違う。しかも気温の影響を受けにくいことから、いつでも射撃をよりシビアに楽しむことができる。また重量アップのためプレス製のウエイトを内部にセットしたグリップを標準装備している。
ファン待望のM66 Ver.3。まずは4インチから。
(※写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります)
DATA
- 全長:242mm
- 全高:150mm
- 全幅:37mm
- 重量:670g
- 装弾数:13発
- 価格:¥25,800(11月中頃発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:アームズマガジン編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:アストレア
この記事は月刊アームズマガジン2019年12月号 P.89より抜粋・再編集したものです。