近年イメージが定着しつつあるステンレスパイソン

 

 

　コルトパイソンと言えば「コルトロイヤルブルー」と呼ばれる美しいブルーイングモデルやブライトニッケルメッキモデルで知られている。まさに「リボルバーのロールスロイス」に相応しいものばかりだ。そんなパイソンも1970年代後半からハンドガンのステンレス化が進み始め、1980年代になってその波に乗るかたちでステンレス化されることになる。ステンレスは汚れや傷を気にせず撃て、手入れも楽という実用的な視点から保安官などに人気があったという。また鏡面仕上げにした「アルティメット・ブライト・ステンレス」モデルのような特別仕様も存在した。2010年に放送されたアメリカのTVドラマ『ウォーキング・デッド』で主人公のリック・グライムスがステンレスの6インチモデルを携えたり、近年リバイバルされたパイソンもステンレスモデルがラインアップされていることから、近年はステンレスモデルのイメージが強いかもしれない。

 

 

　高い完成度を誇るタナカのパイソン“R-model”モデルガンシリーズに6インチのステンレスフィニッシュが初めて加わる。やや黄色みを帯びた暖色系のニッケルフィニッシュとは違い、ステンレスフィニッシュはクールで重厚な色調は、まさにステンレスの質感そのもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　バレルやフレーム、シリンダーだけではなくトリガーやハンマーなどのスモールパーツにもやや艶を抑えたステンレスメッキが施されている。内部はR-modelなので実銃同様の構造と操作感が味わえる。この機会に、ひと味違うステンレスフィニッシュをぜひ手に入れて欲しい。

 

 

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タナカ
コルトパイソン.357マグナム6インチ “R-model”ステンレスフィニッシュモデルガン

 

DATA

• 全長：294mm
• 全高：142mm
• 全幅：41mm
• 重量：685g（カートリッジ含む）
• 装弾数：6発
• 価格：￥42,680（2025年8月中頃発売予定）
• お問い合わせ先：タナカ

 

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この記事は月刊アームズマガジン2025年9月号に掲載されたものです。

 

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