エアガン

2025/08/06

オールドテイスト溢れるスチールフィニッシュ「タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン」

 

磨き上げられたスチールを彷彿とさせるメッキの質感

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン

 

 リボルバーメーカーの二大巨頭であるコルトとスミス&ウェッソン。コルトはスミス&ウェッソンに比べて機種数は少ないもののパイソンやローマン、トルーパー、キングコブラといった日本でよく知られている名銃を生み出している。タナカが再現したディテクティブスペシャルもそのひとつで、Dフレームシリーズと呼ばれるコルトの小型リボルバーのバリエーションとして1927年に登場した。トリガーを引いた時以外はハンマーをロックする安全機構「ポジティブロック」が搭載され、2インチバレルに.38スペシャル弾を6発装填可能。ディテクティブ(探偵)という名称だが私服警官にも使われた。スミス&ウェッソンのM36チーフスペシャルと並ぶスナブノーズリボルバーの傑作である。

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン

 

 タナカはシュラウドレスの2インチテーパーバレルとロングフレームが特徴の1946年以降の2ndタイプのディテクティブスペシャルを耐久性、作動性を向上した“R-model”としてモデルガン化。そのバリエーションとしてニッケルメッキモデルに続いてスチールフィニッシュモデルが登場する。ハンマーはグレースチールフィニッシュに変更され、当時の仕上げに近づけるべく側面が磨き上げられている。グリップはサービスサイズが標準装備されている。

 

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン
シュラウドレスの2インチバレルに短いエジェクターロッドが特徴の2ndタイプを再現

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン
ランプドタイプのフロントサイトのリアサイト側には反射防止のためのセレーションが施されている

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン
フレーム上面のリアサイトからバレル基部にかけても反射防止のセレーションが施されている

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン
小型リボルバーながらチーフスペシャルに比べて装弾数が1発多い

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン
フレーム左側にサイドプレートがあるのがコルト製リボルバーの特徴。グリップ近くにランパントコルトが刻まれている

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン
パイソン同様、アールの強い細身のトリガー前面にはグルーブが追加されている

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン
グレースチールフィニッシュに加えて側面が磨き上げられたハンマー。ファイアリングピンはハンマー側に設けられている

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン
チェッカリングが施されたコルトのメダリオン付きサービスサイズグリップ

 

 磨き上げられたスチールを彷彿とさせるメッキの質感はオールドテイストなこのモデルにピッタリ。もちろん7mmキャップ火薬を使って発火させることも可能だ。コルトのリボルバーマニアなら買っておいて損はないはずだ。

 

タナカ コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン

 


 

タナカ
コルトディテクティブスペシャル2インチ “R-model”スチールフィニッシュモデルガン

 

DATA

  • 全長:175mm
  • 全高:120mm
  • 全幅:36mm
  • 重量:410g(カートリッジ含まず)
  • 装弾数:6発
  • 価格:¥42,680(2025年8月発売予定)
  • お問い合わせ先:タナカ

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年9月号に掲載されたものです。

 

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