エンタメ

2025/05/31

WW2を舞台にしたステルスRTS『コマンドス オリジンズ』プレイレポート!【Armsゲームレポート】

 

成功か、死か

ナチスを欺く極秘ステルスミッション

 

リアルタイムステルスタクティクス

『コマンドス オリジンズ』

 

 


 

 第二次世界大戦のヨーロッパを舞台に、連合国の特殊部隊「コマンドス」を指揮し極秘ミッションに挑む作品として、1998年にステルスRTSとして初代『コマンドス』が誕生以来、戦略ゲームファンに愛されてきた。

 そんな『コマンドス』が約20年ぶりに最新作『コマンドス オリジンズ』として帰ってくる!

 今回の記事では実際にプレイして欧州では大人気ながらも日本では知る人ぞ知る作品『コマンドス オリジンズ』の魅力や空気間を紹介していこう。

 →ゲーム紹介記事はこちら

 


 

 本ゲームはステルスRTS(リアルタイムストラテジー)となり、見下ろし型の画面で複数のユニットをリアルタイムで操り任務を遂行するゲームだ。ストラテジーは現在でも根強い人気のあるジャンルで、『コマンドス』はその中でもステルスRTSとしての先駆けとなる。

 そんな本作の最新作『コマンドス オリジンズ』はどうなっているのか、さっそくプレイしていこう。

 

※RTS : リアルタイムストラテジー

 プレイヤーと対戦相手(NPC)がリアルタイムで進行するストラテジー

 ストラテジー:ゲームジャンルの一つで勝利のために戦略や戦術に兵站や経済なとあらゆる要素を熟考し計画を練り、ユニットや資源を管理・操作する必要がある。 通称:戦略ゲーム

資源管理がなく、コマンドスのような戦術(タクティクス)に特化している場合はRTT:リアルタイムタクティクスと呼ばれる場合もある

 

難易度は真ん中のノーマルを選択

 

 

 

 

 1940年6月エジプト英国歩兵前哨基地。特殊部隊コマンドスの創設にあたり「サッパー」が最初の仲間として「グリーンベレー」を勧誘しに来るところから始まる。

 グリーンベレーに対する試験・勧誘とプレイヤーに対してのチュートリアルとなる任務だ。この時までは「ハードといってもノーマル、チュートリアルで死ぬことなんてないでしょ」と思っていた。

 

 

 

映像からシームレスに操作へと移れる。ロードを挟まないことでプレイヤーに対する没入感もアップだ

 

見下ろし視点だからといってカメラ位置は固定ではなく、見やすいように回転とズームも可能だ

 

 

 サッパーによって自由の身となったグリーンベレーを操作するチュートリアルを兼ねた任務であるため、一つずつ操作や動きについて教えてくれるので初心者でも安心だ。

 ここでも慣れないと苦戦を強いられる(特に筆者)ため、ハードなRTSであることを実感する。

 

敵の視界範囲は緑色で表示される。敵と自分の位置が遠いほど認識にかかる時間は長くなるため、多少見られるのは恐れずに進めよう

 

敵ユニットを気絶/キルした後は草むらに隠すことで別の敵に見つからないようにすることも可能だ

 

二人いる場所でもあえて姿を見せ草むらに注視しているうちに後ろに回り処理していったり

 

敵が複数いるときはラジオでおびき寄せて孤立させたところで倒すことで他の敵に気づかれず処理することが可能だ

 

 序盤ということで道は一本道、自分が行えるアクションは限られているチュートリアルでもプレイしているとプレイヤーによっては進め方が千差万別だろうと実感する。

 そんなこんなでチュートリアルを進めて、いざ脱出、コマンドス加入!

 

 なんてことを思っていたら村がドイツ軍に襲われ始めた。加入してすぐにサッパーとの脱出任務が開始だ。ここからはキャラクターごとのスキルやアイテムの違いや複数人を操作してのチュートリアルが始まる。2人になると途端に考える事が増えるのでこれがなかなか難しい。

 片方の行動に集中しすぎてしまい片方を潜ませ忘れていると発見され殺される事も多々発生した。しっかりとフィールド全体に目を配らす必要がある。

 

先に進もうとすると次々ドイツ軍が現れる

 

ドイツ軍によって塞がれた通路の奥には追いつめられるイギリス兵の姿が!

 

追い詰められた後には移動させられ降伏している姿に。この場にプレイヤーは入ることができずあえてカメラを向けないと気付かないような場所でもNPCの動きが作りこまれている。こういった細かな点も世界観を表したりプレイヤーの没入感を高めてくれる

 

 序盤ではチュートリアルであるため見つかったら終了だったが、後半でHPの概念が増えてから思ったのは、1人に発見されたのであれば何とか応戦できるが、複数人に囲まれたときはもう何もできない。そのため否が応でも隠密行動を意識して行動することになるが、そういったところに特殊部隊らしさを感じられていいバランスではある。

 

 ターン制ではなく敵も常に動いている為に焦って行動する気持ちもよくわかる、筆者もプレイ中にアクションゲームと同じくせかせかと行動しようと次から次に動かしてたらよく倒されていた。だが、時間経過で任務失敗したり発見されることはない為、敵の動きを見極め一手一手進めていくのが得策だ。

 

敵兵の種類によっては、ラジオや口笛の誘いにも引っかからず視線を向けるだけであったり、倒すにも気絶と殺害どちらの手段もあったりと場面場面によって考えながら進めていく。最初は敵も少なかったのでゴリ押しもできたが、この辺りから敵も増え見つかることが命取りでありステルスアクションを強く実感するようになる

 

進んでいくとⅢ号戦車が現れた!銃も持たない歩兵二人では太刀打ちできないので、迂回しながら撃破手段を探る

 

Ⅲ号戦車を無事撃破!流石に爆発音で敵が一気に警戒フェーズへと移行する。爆心地の様子を見に来る敵もいるので、それを狙って罠などを仕掛けるのも手だ

 

 任務中、メインミッションの他にサブミッションが現れる事があるが、あくまでチャレンジミッションであるため、必ずしも遂行する必要はない。己の腕と所持アイテムとにらめっこし行動しよう。

 今回のサブミッションはドイツ兵に捕らわれたイギリス兵の救出だ、せっかくなのでチャレンジしてみた。

 

無事脱出、このまま離脱…かと思ったらまだ捕まってる味方を助けようということでサブミッションが始まった

 

チュートリアルで学んだ事を生かすようなミッションになっており、今までより実践的な動きを求められる

 

救出し今度こそ脱出!これがコマンドス最初の任務となった

 


 

 初見プレイであったが『往年のコマンドスファンだけでなく、オリジンズから新たにコマンドスに触れるシリーズ未プレイの方でも楽しめるハードコアステルスRTS』の言葉に嘘偽りのないゲームであった。

 

 昨今ではFPSやTPSが主流になっているが、こういったストラテジーでは全体を見下ろしながら敵の流れを読み長考できる見下ろし型がピッタリだ。操作している時の派手さは少ないものの、ユニットに命令を出し自分が思った通りに進んだときは達成感がある。

 

 

チュートリアル後もアクションやフィールドギミックは増えていく。潜入するルートや戦術が増えプレイヤーを飽きさせない

 

どう進めばいいのか頭を悩ませていた

 

 ハードながらも最初のミッションを兼ねたチュートリアルでは、一つ一つの要素を順に教えられるため、シリーズ未プレイでも基礎から操作を身に着けられる。

 往年のコマンドスファンからしたらもしかしたら生温いかもしれないが、その点も抜かりない。次のオペレーションからは歯ごたえのあるハードなゲームプレイが待ち構えている。

 気になった方は、ぜひゲームを購入してナチスを欺く極秘ステルスミッションにコマンドスの一員として参戦しよう。

 

『コマンドス オリジンズ』公式サイトはこちら

 

TEXT:出雲 / アームズマガジンウェブ編集部

© 2025 Kalypso Media Group GmbH. Developed by Claymore Game Studios. Published by Kalypso Media Group GmbH.


※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×