エアガン

2025/04/11

ジョン・プライドのM686をモデルガンで再現「B.W.C. JARVIS CUSTOM M686」

 

ビアンキカップを制覇したジャービスカスタム

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686

 

 スチールチャレンジと並んで日本でよく知られているアクションシューティングマッチといえばビアンキカップだろう。そのビアンキカップで1987年、1988年の2年連続で制覇したジョン・プライドの使用銃は、スミス&ウェッソンM686に重さ16オンス(約450g)のアンダーウエイトとエイムポイント用マウントベースを装着したジャービスカスタムだった。当時は箱出しのM686にアンダーウエイトとマウントベースをつけただけで優勝したことから話題を呼んだ。

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686

 

 このモデルは月刊Gun誌1988年11月号の表紙を飾ったことで記憶に残っている方もいるはず。そんなジャービスカスタムをB.W.C.はマルシンのモデルガンM586キットモデルをベースに忠実に再現。ジョン・プライドのために特別に製作されたというアンダーウエイトとマウントベースはステンレス削り出し。内部チューニングが施され、表面は2液混合ウレタン塗装仕上げ。重量は1,420g(カートリッジ含まず)とかなりズッシリしている。

 

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686
ステンレス削り出しの重さ約450gのアンダーウエイト。着脱可能でバレルにしっかりねじ止めされる

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686
バレル下部のフルレングスシュラウドを覆うようにアンダーウエイトが直接装着されている

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686
マウントベースはバレルに六角ボルト3本で固定されている。当時ジョン・プライドはここにエイムポイント2000を搭載していた

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686
M586キットモデルをベースに、表面は2液混合ウレタン塗装で仕上げられている

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686
ハンマーやサムピースはノーマルのまま。B.W.C.のジャービスカスタムは内部チューニングが施されている

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686
ジョン・プライドも愛用していたデイビスのラバーグリップはマルシンの純正品を流用している

 

 実銃は本体約1,300gなのでウエイトにドットサイトを装着すると2㎏に迫る。これでチャンピオンになったジョン・プライドの凄さが実感できるだろう。リボルバー好きのビアンキカップマニアなら堪らない1挺だ。

 

B.W.C. JARVIS CUSTOM M686

 


 

B.W.C.
JARVIS CUSTOM M686

 

DATA

  • 全長:298mm
  • 全高:161mm
  • 全幅:37mm
  • 重量:1,420g
  • 装弾数:6発
  • 価格:¥198,000(少数限定、2025年4月発売予定)
  • お問い合わせ先:B.W.C. TEL03-5828-8848

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年5月号に掲載されたものです。

 

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