携帯性と撃ちやすさを追求した3インチバレル＋スクエアバット仕様

 

 

　M36チーフスペシャルといえば携帯性を重視した2インチバレルにラウンドバットフレームのコンビネーションが一般的だ。確かにこのコンビネーションはコンパクトなJフレームと相まって携帯性には優れているが、撃ちやすさ（コントロールのしやすさ）という点では少々我慢が必要だ。緊急時にとりあえず5発撃ててその場をしのげればいいという考え方がある一方、そういう時だからこそしっかり構えて撃ちたいという考え方もある。そんな撃ちやすさを優先したいシューターのために用意されたのが3インチバレルでありスクエアバットフレームである。

 

 

　バレルが1インチ長くなることでサイトレディアスが長くなり、エジェクターロッドも延長されるのでリロードもしやすくなる。裾広がりのスクエアバットは大きな手の方でもしっかり握れる。2インチバレル＋スクエアバット、3インチバレル＋ラウンドバットなど好みに応じてチョイスできる。今回タナカからリリースされるM36は3インチバレル＋スクエアバットといういちばん安定感のある組み合わせだ。

 

 

 

 

 

　3インチというバレル長は、M13 FBIスペシャルが3インチバレルを採用していることからもわかるように携帯性と撃ちやすさを両立させた絶妙な長さだ。このモデルを手にしてみるとその絶妙さがわかる。さらにサービスサイズのグリップがついたスクエアバットフレームは握りやすく構えやすい。それでいて携帯性が損なわれておらず、装弾数5発のJフレームなのでホルスターに収納しても薄くて嵩張らない。このモデルは意外といいかもしれないというのが個人的な感想だ。

 

 

 

 

 

 

　内部は同社のJフレーム系モデルガンの最新仕様（バージョン2）となっておりスムーズかつ確実なアクションが体感できる。コアなM36ファンならコレクションに加えておきたい1挺だ。

 

 

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タナカ
スミス＆ウェッソン M36 3インチ スクエアバットヘビーウエイトVer.2モデルガン

 

DATA

• 全長：197mm
• 全高：115mm
• 全幅：33mm
• 重量：370g
• 装弾数：5発
• 価格：￥31,350
• お問い合わせ先：タナカ

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年3月号に掲載されたものです。

 

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