2024/11/05
短いシェリフスにもオールシルバーがラインアップ「ハートフォード コルトM1877 ライトニングシェリフス2.5インチ&3.5インチバレル オールシルバー」
当時から人気があったシェリフスのシルバーモデル
コルト1877ライトニングのシェリフスモデルの魅力は、何と言ってもその“可愛さ”にあるだろう。銃に“可愛い”と表現するのが適切かは分からないが、昔からレミントン ダブルバレルデリンジャーなどの小さなポケットピストルは可愛いと人気だ。
ライトニングはコルトSAAを一回り小さくしたような外観で、グリップも丸みのあるバードヘッドタイプの形状だ。それに短い銃身と、美しいオールシルバーの色合いが備わると可愛さ倍増。実際、ライトニングの実銃が製造されていた時代でもライトニングのシルバーモデルの人気は高かったそうだ。ライトニングの主な使い道は護身用で常に携帯する銃であったから、その外観のよさも人気の一因だったと思われる。
シェリフスモデルは銃身にエジェクターが付いていない。実銃は撃った後、薬莢は発射時の火薬の圧力で膨張しシリンダーの内壁に張り付いた状態となる。そのためローディングゲートを開けて銃を上に向けた位では空薬莢は出てこないのだ。そこで、それを押し出すのがエジェクターだ。ではエジェクターレスのシェリフスモデルはどのように排出させるのかと言うと、まずシリンダーのベースピン(軸)を抜き出す。その際、ベースピンはフレームの両側からスクリューとナットで固定されており、左側からスクリューの頭を押し込むことでベースピンのロックが外れ、抜き出せるようになる。次にシリンダーも銃本体から取り外す。このように分解した状態でベースピンを使って空薬莢を1個1個押し出していくのだ。もちろん、このような操作を撃ち合いの最中にするのは困難なので、シェリフスモデルはリロードしてまで撃ち合うための銃ではないと分かる。
ハートフォードのライトニングモデルガンは、撃った後に発火カートがシリンダーに張り付くことはないが、実銃同様のベースピンでカートを押し出す操作を楽しむことができる。可愛い外観で快調発火のライトニング シェリフス オールシルバー。ぜひ楽しんでいただきたい。
ハートフォード
コルトM1877 ライトニングシェリフス2.5インチ&3.5インチバレル オールシルバー
DATA
- 全長:183mm/206mm
- 全幅:120mm
- 全高:32mm
- 重量:514g/520g(カートリッジ含む)
- 装弾数:6発
- 価格:2.5インチ、3.5インチともに¥40,700
- お問い合わせ先:ハートフォード
*データは前が2.5インチ、後が3.5インチ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:トルネード吉田/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年12月号に掲載されたものです。
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