2024/10/11
SAAの戦後モデルを再現「CAW コルトSAA 2ndスタンダードモデル ヘビーウエイトモデルガン」
2nd.ジェネレーションモデルガン史上最高の完成度!
アメリカでも当然ファンが多いSAAは製造時期によって細部が少し異なる。それがコレクターによって熱心に研究され、製造時期で分類されている。まず第二次世界大戦前に製造されたSAAをプレウォーモデル(戦前モデル)と呼び、これはいわゆる1st.ジェネレーション(第一世代)とイコールだ。戦後に製造再開され、現代まで続くSAAをポストウォーモデル(戦後モデル)と呼び、さらに戦後モデルは製造時期で2nd.ジェネーション、3rd.ジェネーション、4thジェネレーションに分けられる(諸説あり)。2nd.ジェネレーションは戦後の西部劇ブームの真っ只中に製造されたもので、ファストドロウシューターに最も人気が高い。当然コレクターにも人気が高く、高値で取引されている。
そんな貴重な2nd.ジェネレーションSAAの実銃の1個体をアメリカで徹底的に採寸し、完全再現で2003年にモデルガンで新発売したのがCAWだ。
当時、2nd.ジェネレーションのSAAのモデルガンではランパント・クラシックがあり、タナカのSAAの初代ペガサスガスガンもあり、どちらも当時最高の完成度で発売されていた。だからCAWとしてはこれらを超えることを目指していたはずだ。こんな背景でリリースされたCAWのSAA 2nd.モデルガンはさらにリアルでこだわり抜いた見事な完成度で登場しSAAファンを喜ばせた。その後、バレル基部の耐久性アップなどのアップデートが施された。
昔からコルトSAAは多くのメーカーで何度も繰り返しトイガン化されており、たくさんのモデルガン、エアソフトガンが存在する。したがって初めてSAAを買おうとされる方が、どれを選べばよいか迷われるのは当然だ。
もし発火モデルガンで、とにかく実銃に近いリアルな物、箱出しで快調作動の物が欲しいなら、このクラフトアップルワークス(CAW)のSAAを買えば間違いない。WWII戦後型のSAAのモデルガンで最も新しい設計で、最も完成度が高いのがCAWのSAAだからだ。
今回紹介している4-3/4インチに5-1/2インチ、7-1/2インチが同時発売されている(価格は同額)。最高に素晴らしいCAWのSAAだが、なぜか再生産される機会が少ないのが実にもったいない。今回の生産数も少ないらしいので、欲しい人はすぐにゲットしよう。
CAW
コルトSAA 2ndスタンダードモデル ヘビーウエイトモデルガン
DATA
- 全長:260mm/279mm/330mm
- 全高:130mm
- 全幅:42mm
- 重量:630g/680g/691g
- 装弾数:6発
- 価格:¥32,780
- お問い合わせ先:フジカンパニー
※データは前から4-3/4インチ、5-1/2インチ、7-1/2インチ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:トルネード吉田/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。
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