装備

2023/05/23

【装備】学校用バッグメーカーがガチで作った「タクティカルスクールバッグ」

 

タクティカル×スクールバッグ

 

 中高生が通学の際に用いるスクールバッグは、教科書や衣類など学生生活に必要な大量のアイテムを収納しつつ、3年間の通学に充分耐えるように設計されている。今回紹介するのはそんなスクールバッグにタクティカルな要素を組み合わせた「タクティカルスクールバッグ」だ。実際に学校用バッグの製造・開発を手掛けている鞄メーカーと、武装JKクリエイターが共同開発したこの製品の魅力に迫る。

 

タクティカルスクールバッグ

 

 

 明治創業の老舗で、現在は防水ナイロン製スクールバッグを中心に様々な製品を手掛けているメーカー、片岡商店。同社は長きにわたる鞄製造のノウハウを活かしつつ、常に新しい視点からの製品開発を模索している。そんな彼らがタクティカルギアブランド「戦術袋物」とコラボして新たに作り出した製品が、このタクティカルスクールバッグだ。
 まず目をひくのが、軍用のバックパックなどと同様に、表面に巡らされたMOLLE/PALSシステムだろう。これによりポーチ等の付加が可能となり、拡張性を持たせているのが特徴だ。最近ではビジネスバッグなどにもMOLLE/PALSの採用例はあるが、まさにスクールバッグの発展型ともいえる、新しい着眼点といえよう。

 

スクールバッグの外周にはPALSウェビングが。正面だけにとどまらず、背面や側面にまでウェビングが配され、拡張性は充分すぎるほど

 

耐久性に優れたYKKジッパーとナスカンフックを採用。ちなみにナスカンは写真のように、内側から外側に向けてフックをかける、内掛けの状態にするのが正しい使用方法。反対の外掛けにすると先端に負荷が集中することで、ナスカンが壊れやすくなってしまう。鞄を作ってきた経験が細かいところまで活かされている

 

鞄の底には中敷きが敷いてあるので荷物が崩れにくく、重量も分散するのでバッグへの負担も軽減する。とはいえ、あまり重すぎるものを入れると中敷きがたわんでしまうので注意

 

スクールバッグらしく名前とクラスを記入できる箇所が、プリントで施されている。これで友達のバッグと取り違えるのを防げるし、学年ごとにクラスが変わっても記入できるのがうれしい。コスプレの小道具としても利用できそうだ

 

地面や床に置かれることも多いスクールバッグ。汚れや損傷を防ぐため、底面には突起が配されている。ぶつけやすい場所は合皮素材で強化されているのもポイントの1つだろう

 

こちらのスクールバッグは手持ち、肩掛け、背負いの3wayで使用することができる。同じくMOLLE/PALSシステム対応で、YKKジッパーなどを使用して耐久性も抜群だ

 

こちらは側面に名前とクラスを記入できる部分を設けている

 

ベースとなったノーマルスクールバッグ。こちらは実際に広島の学校で使用されており、実用性は折り紙付きだ

 

片岡商店はバッグを快適に使用できるアイテムも開発している。この洗える背面メッシュパッドもその1つ。通気性に優れながら、ゴルフカートに採用されている素材で耐久性も確保。機能性に優れており、プレートキャリアに応用することも可能だ。これからの夏場に便利そうなアイテムといえる(寸法:幅26cm×高さ40cm×厚さ1cm)

 

 タクティカル要素を加えたスクールバッグは、これまでにも武装JKイラストの中で描かれたり、コスプレイヤーが自作したりしてきたが、それをついに本物の鞄メーカーが製品化してしまった。合皮やナイロンを使い分けることで耐久性と利便性を両立させつつ、負荷のかかる部分はダブルステッチで補強するなど、老舗メーカーのノウハウが遺憾なく注ぎこまれたこの製品。
 武装JKスタイルなどのサバゲーマー、コスプレイヤーにぜひお薦めしたい。

 

TEXT:珈琲
商品のお問い合わせ先:片岡商店
https://kataoka-shouten.co.jp

 


 

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