2023/01/01
無反動砲“カールグスタフ”をリアルに再現「VFC USSOCOM M3 MAAWSガスランチャー」
アメリカ軍特殊部隊が制式採用した“カールグスタフ”
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
レジェンドライフルからモダンライフルまで積極的にトイガン化しているVFCからアメリカ軍特殊部隊が制式採用した無反動砲「M3 MAAWS」がリリースされた。VFCは特殊部隊が採用しているライフルやサブマシンガンを数多く再現しているが、無反動砲は同社にとって初のモデル化であり、ユーザーにとってはまさに意表を突かれたかたちになる。
M3 MAAWS(Multi-Role Anti-Armor/Anti-Personnel Weapon System)はスウェーデンのSAABボフォースダイナミクスが現在製造している口径84mmの無反動砲である。カールグスタフによって製造されたことから通称「カールグスタフ」と呼ばれており、無反動砲の代名詞的存在である。M3は1991年に登場し、FRPやアルミを使うことで軽量化を実現している。戦車やソフトスキン、対人まで幅広く弾頭が用意されている。ちなみに陸上自衛隊では84mm無反動砲M2/M3として採用、豊和工業がライセンス生産している。
リアルなエアソフトとして40mmグレネードカート仕様で再現
フルスケールのポリマー製ボディ(砲身)は存在感バツグンだ。VFCが再現したのはUSSOCOM仕様のM3 MAAWSで、光学機器がマウントできるピカティニーレール付きのテレスコピックサイトが追加されている。付属の専用40mmグレネードカートが内蔵できる84mmダミーロケットシェルは実銃同様の装填・排莢も楽しめる。
ちなみに実銃は本体が約9kg、弾が約3kgとかなりの重量になるが、この製品は電動ガンとほぼ同じ3,400gなので意外と持ちやすく、それでいて肩に載せれば迫力満点ロケットランチャーそのもの。リアルさにこだわってきたVFCらしい出来映えとなっている。コスプレアイテムやコレクションはもちろん、部屋に飾るのも面白いだろう。
VFC
USSOCOM M3 MAAWSガスランチャー
DATA
- 全長:1,065mm
- 重量:3,400g
- 装弾数:1発(40mmグレネードカート仕様)
- 価格:¥85,800
- お問い合わせ先:VFC
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:バトルシティ
この記事は月刊アームズマガジン2023年2月号 P.20~21をもとに再編集したものです。