2022/11/21
カッコイイだけじゃない!! タナカ&クラウンモデルのガスリボルバー
ガスリボルバーの魅力を探求せよ!!
ハンドガンの中でも根強いファンを持つリボルバー。オートに比べて装弾数は劣るものの、その堅牢なフォルムとメカニズムは様々なユーザーを魅了し、愛用者は少なくない。同時にオートタイプのエアコッキングガンに匹敵する命中精度を誇る。ここではS&W M19 のガスリボルバーを2 つご紹介。その魅力を再確認しよう。
タナカ
S&W M19 4インチ
コンバットマグナムHW ver.3 ガスガン
DATA
- 全長:242mm
- 重量:750g
- 装弾数:13発
- 価格:¥27,280
- お問い合わせ先:タナカ
タナカのペガサス式ガスリボルバーはバージョンアップを重ね、現在はVer.3。その実射性能からガスリボルバー愛用者からの高い評価を得ている。リアルな刻印をはじめ、外観は細部まで再現。ヘビーウエイト樹脂とウエイト入りグリップを組み合わせ、射撃のバランスを崩さず、かつ満足いく重量感を生み出している。リアルさと実射性能を兼ね揃えた、お薦めのガスリボルバーだ。
実射テスト
担当:珈琲
ずっしりと重量感のあるリボルバーですが、腕の負担にはならずにいい安定感をもたらしてくれます。またトリガーの感覚も良く、コックしてから引き金を引くと想像以上に柔らかい感覚で撃てました。引き金を絞る際のブレが少ないので、想像以上の命中精度を見せてくれました。落ち着いてきちんと狙えば、もっと弾がまとまるのではないでしょうか?
クラウンモデル
ガスリボルバー
スミス&ウェッソン M19
.357コンバットマグナム4インチ
DATA
- 全長:240mm
- 重量:530g(カートリッジ6発含む)
- 装弾数:6発
- 価格:¥10,450
- お問い合わせ先:クラウンモデル
リボルバーをエアガンで再現するのは様々な問題がある。そのうちの1つはエネルギーのロスだ。構造上、シリンダーとバレルの間にはわずかではあるが空間を設ける必要があり、その隙間で威力が減衰してしまう。だが、それらの問題を跳ねのけてガスリボルバーを展開するのがクラウンモデルだ。リアルカート式でアクションも楽しむことができ、命中精度も良好。そしてライブナブルな価格で手にすることができる。クラウンモデルはガスリボルバーのエントリーモデルといえるだろう。
実射テスト
担当:珈琲
比較的軽量で取り回しやすいモデルです。私は銃が軽いと銃口がふらついてしまう癖があるのですが、グリップのフィンガーチャンネルのおかげで安定して銃を保持できました。実射すると真っ直ぐに弾道を描き、10m前後ならば余裕で的を捉えることができます。この価格でこれだけの命中精度を出せるのは魅力です。
まとめ
ハンドガンの種類は多様化し、軽量、高性能、多弾数なものもある。そのどれを使おうとも射手の自由だ。だが、機能を重視し過ぎるのはある意味、遊び心がないとも言える。某アニメのリボルバー使いの名言を借りるならば「ロマンに欠ける」一面もあるのだ。もしハードボイルドな魅力を求める方がいるならば、ぜひサバゲでもロマンのあるリボルバーをお試しいただければ幸いだ。
TEXT:珈琲
撮影協力:ビレッジ1
この記事は月刊アームズマガジン2022年11月号 P.46~47をもとに再編集したものです。