エアガン
2022/08/28
手のひらサイズのユニークデザインを初再現「ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン」
1800年代に開発、唯一無二のパームピストル
ウエスタン系リボルバーから二十六年式拳銃や九四式拳銃、M19やM15などのモダンリボルバーまで歴史に残る拳銃を再現しているハートフォードの次期新製品は、モデルガン初再現となるプロテクター・パームピストルだ。今回は試作中の品(白いのは造型未着色のため)をお借りして、その全貌をご紹介しよう。
一見すると拳銃には見えないプロテクター・パームピストルは、握り込むことで本体後部にあるトリガーが押し込まれて内部に組み込まれたシリンダーが回転、内蔵式ハンマーにより弾が発射される。1882年にフランスで特許が取得されて製造を開始。その後、1892年にアメリカで特許が購入され、シカゴファイアアームズで製造された。フランス版は.22口径だったがアメリカ版では.32口径だった。
実銃同様の機構を発火式モデルガンで初再現
ハートフォードが発火式モデルガンとして再現するのはシカゴファイアアームズの7連発仕様のプロテクターだ。専用の.32口径のカートリッジは7mmキャップ火薬仕様で、実銃と同じ構造・操作方法を再現しており、トリガーを握り込むことで発火できる。
発売時期は未定だが、コレクションとしてはもちろん資料的価値が高く、モデルガンファンなら手に入れておきたい逸品だ。
*写真は粉体造型品による試作品です。実際の製品色は白ではありません
ハートフォード
プロテクター・パームピストル モデルガン
DATA
- 価格:未定(2022年年末発売予定)
- お問い合わせ先:ハートフォード
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.19をもとに再編集したものです。