装備

2022/03/20

アメリカ特殊部隊も使う注目のプレートキャリア「FERRO CONCEPTS」フラッグシップモデル

 

サバゲーマーも注目するプレートキャリア

 

 官民を問わず幅広く顧客を持つカナダのタクティカルギアメーカー「FERRO CONCEPTS」。その装備は様々な工夫が凝らされており、2021年11月にはアメリカ陸軍の特殊部隊でも使用が確認された。

 今回は特殊部隊も使用し、サバゲーマーも注目するメーカーのフラッグシップモデルをピックアップして紹介しよう。

 


 

Photo by DOD

 

FERROフェロー CONCEPTSコンセプトとは?

 

 創業者の趣味であるミシンから始まったタクティカルギアメーカーの「フェローコンセプト」。2010年にカナダのカルガリーで設立され、既存のデザインに不満を覚える顧客と装備の開発を行なっていった。創設当初はカナダやアメリカの特殊部隊兵士だけでなく、世界中のエアソフトガンのユーザーや装備マニアと情報交換を行ない、装備を開発。現在はアメリカ軍や法執行機関だけにとどまらず、退役軍人組織「Forward Observations Group(FOG)」など民間組織のフィードバックも参考にさらなる製品の開発を行なっている。
 フェローコンセプトは装備の軽量化にこだわっているのが特徴で、開発されたデザインと選別された素材からもそのこだわりが感じられる。装着システムはレーザーカッティングによるMOLLE/PALS対応のスリットを持ち、ベルクロ式の各種モジュールを組み合わせ可能。耐久性を落とすことがなく、コストと重量が軽減されている。

 

Photo by DOD
2021年11月9日、ヨルダンのザルク訓練場における合同交換訓練の様子。ヨルダン第101特殊部隊の兵士たちを指導するアメリカ陸軍第5特殊部隊グループの隊員が、フェローコンセプトのFCPC V5 BaseにCarry Elastic Cummerbundとの組み合わせを着用している

 

Ferro Concepts Plate Carrier

 

 フェローコンセプトプレートキャリア(FCPC)は、同社が10年をかけて開発し続けているプレートキャリアだ。軽量でありつつ各種作戦に適応する柔軟性を持ったデザインとして特殊部隊に開発当初から愛用されている。現在バージョン5まで改良が進んだFCPCは、防弾プレートを収納する前後カバーであるFCPC V5 Baseを中心に、カマーバンドやアクセサリーを装着して運用する方式が採用されている。FCPCは好みのアクセサリーを組み合わせることで、自分だけのプレートキャリアを構築することができるのだ。

 

写真のセットアップだと、WingmanV2で収納力を増やし、3AC Side Plate Pockets 6X6で防御力を高めるなど、必要に応じて機能を増強させている

 

FCPCのバージョン5、FCPC V5 Base

 

しっかりカスタマイズすると、参考資料にあったような装備を再現できる

 

 こちらの商品はgeartlesで取り扱っており、軽量かつ拡張性に優れているのでサバゲーマーの方にもお薦めだ。気になった方はぜひgeartlesのHPをチェックしていただきたい。次回はこのFCPC V5 Baseとそのカスタマイズパーツを詳しく解説しよう。

 

後編はこちら

 

▶ geartlesのHPはこちら ◀

 

TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)

撮影協力:geartles

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年4月号 P.138~143をもとに再編集したものです。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×