エアガン

2022/01/21

見えないものを見つける、狙う「SCOPE THUNDER TH25」

 

 2000年代に入って急速に進化した暗視装置。ここではHangzhou Hikmicro Sensing Technologyが開発した画期的なサーマルスコープ「SCOPE THUNDER TH25」を紹介する。

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25

 

熱源を感知して映像にするサーマルセンサー内蔵

 

 一般的な暗視スコープは目標物から発せられる微量な光を増幅して画像を生成しており、完全な暗闇では目標物の認識は難しい。しかし高精度サーマルセンサーを採用したTH25は目標物の熱を検出して画像を生成するサーマルタイプなので完全な暗闇や霧の中でも使用できるのだ。

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25
レティクルのイメージ。レティクルは5種類、3色からセレクトできる

 

 目標物が見られるだけではなく、目標物までの距離やサイズも計測できる。レティクルは5種類、3色からセレクト可能。任意の距離におけるゼローイングが5パターン設定できる。さらに内蔵メモリー(16GB)にビデオ録画や静止画撮影ができ、アプリをダウンロードしてスマートフォンとWi-Fi接続することで、撮影した画像をスマートフォンに表示できる。別売のレールシステムを使って銃に装着したり、スタンドアローンで単眼鏡としても活用できる。

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25

 

最新鋭の機能をスマートデザインに凝縮

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25
本体上面に各種ボタンが設けられており、銃を構えた体勢からでも操作しやすい。写真右から電源ボタン、キャプチャーボタン、メニューボタン、シャッターボタン、モードボタン、ズームボタン

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25
本体左側にはUSBケーブルが接続できるデータエクスチェンジインターフェイスが備えられている

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25
バッテリーコンパートメントは本体左側にあり、電源はCR123A×2本となっている

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25
フォーカスリングはラバーアイピースが付属する対眼レンズ側に設けられている

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25
対物レンズ側にはフリップアップ式のレンズキャップが付属

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25
ピカティニースペックのレールに対応したカンチレバータイプのHIKMICROレールシステム(¥17,930)を装着したところ

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25
従来の暗視スコープに比べてコンパクトで軽量なのでボルトアクションライフルからアサルトライフルまで幅広くマウントできる。画像はVFCのM110 SASSに装着したところ

 

HIKMICRO SCOPE THUNDER TH25

 


 

HIKMICRO
SCOPE THUNDER TH25

 

DATA

  • サーマル解像度:384×288
  • 焦点距離:25mm
  • デジタルズーム:1、2、4、8倍
  • 視野角(FOV):14.9°x 11.2°
  • ディスプレイ:0.39インチ 1024×768 OLED
  • 耐衝撃性:750g/1ms
  • 検出距離(1.7×0.5m):882m
  • バッテリー寿命:約4.5時間
  • 動作温度:−20℃~55℃
  • 重量:390g
  • 価格:¥451,440
  • お問い合わせ先:サイトロンジャパン

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年2月号 P.137をもとに再編集したものです。

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