装備

2021/08/24

ギアフォト・ラインオブギアーズ特集【後編】

 

 話題のミリタリーギアを紹介する「タクティカルギアフォトセッション」。今回は前回に引き続き、「ラインオブギアーズ」について解説しよう。

 

前編はこちら

 


 

サードライン

 

 

 OPS-COREヘルメットのサイドレールに最新式ヘッドセットアダプターであるAXL RAC Link Kitを使ってPeltor COMTAC 3 ACH Dual を装着(6)。従来型であるコムタックヘッドセットを最新型のアームで使用するアダプターも新規開発され、軍や法執行機関に供給されている。ヘッドセットはその遮断性能がモデルごとに違うため、個人に裁量権がある場合は本人の聴覚に合うものを使用することが多い。S&S Precision MANTAStrobe &やV-Liteのようなストロボライト(3)は、IR照射しながら夜間作戦時に味方からの誤射を防止するために装着をする。ヘルメットと併用して重要視されるのがアイプロテクションだ。最近はシューティンググラスタイプが増え、ヘッドセットと併用するためにフレームが薄くなってきているのが特徴だ。

 

 

現在最も注目されるヘルメットアクセサリーは、ヘルメットメーカーとして有名なOPS-COREが開発したAMPコミュニケーションヘッドセットだ。高性能な電子ヘッドセットは、ヘッドセット単体運用だけでなくオプションのヘルメットレールマウントキットを使うことでレールの後部に装着でき、レール上部にライト、カメラなどのアクセサリーを取り付け可能だ。マウントキットは360度回転するので使わないときは後方に回せる

 

 

各部名称

  • 1. OPS-CORE FAST BALLISTIC MARITIME HELMET
  • 2. PVS31REPRICA
  • 3. SS PRECISION MANTA STROBE
  • 4. FOG CANOE CLUB PATCH
  • 5. S&S PRECISION M-AX MOUNTWITH SUREFIRE SCOUT LIGHT
  • 6. OPS-CORE AMP COMMUNICATION HEADSET
  • 7. FERRO CONCEPTS PVS31 BATTERY RETENTION SYSTEM

 

SET UP GEAR

 

 

 装備系の上級ユーザーたちによるラインオブギアのトータルコーディネートは、装備系サバゲーイベントや撮影会などで見ることができる。そういう集いに参加することは、自分の装備スキルを高めるための刺激と勉強になるので、装備好きならばぜひ機会を見つけて参加してみよう。

 

ミリタリースタイリング

 

 

 ラインオブギアをすべて生かした最も定番のスタイルが、ミリタリースタイリングだ。写真は、米陸軍特殊部隊のコーディネートだが、多くの資料と隊員との直接交流から得た知識によるセットアップは、装備系ユーザーとしてマネしたい要素が多い。

 

インストラクタースタイリング

 

 

 最近の装備系スタイリングで注目度が高いインストラクタースタイリング。一見ラフな感じに見えるがインストラクターが現役時代に使っていた装備を着用し、最新型ヘッドセットを使うなど考証と細部へのこだわりが垣間見える。

 

PHOTO&TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
MODEL:ますたま/morizo(Hell Missionels)/Λeonidas-Z(Hell Missionels)/ LEG / MAX

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年9月号 P.124~129より抜粋・再編集したものです。

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