エアガン

2021/07/09

錆びを表現したヴィンテージ加工モデルが登場「ナガンM1895リボルバー エイジド・エキストリーム」

 

独自の手法で「錆び」を表現した究極のリアリティ

 

ハートフォード ナガンM1895リボルバー エイジド・エキストリームモデルガン

 

 ナガンM1895リボルバーは1895年にロシア帝国の制式採用となった軍用拳銃であり、第二次世界大戦後まで生産が続けられた。ベルギーのナガン兄弟が設計したこの銃最大の特徴は、発射時にシリンダーが前進してバレルとの密閉性を高めたガスシール機構である。これによりパワーロスが抑えられるといった優秀な面はあったものの、7.62mm×38カートリッジの採用による汎用性の低さ、機構の複雑さに加え、優れたオートマチックが台頭してきた時代背景などにより世界的に普及することはなかった、いわゆるマイナーなモデルとなっている。
 ハートフォードはそんなナガンM1895リボルバーをガスシール機構まで正確にモデルガンで再現している。くわしくは以前公開したハートフォード「ナガンM1895リボルバーモデルガン」試作品レポートをご参照いただきたい。

 

軍用拳銃としては小ぶりなナガンM1895リボルバー。シリンダーが前進するガスシール機構の独特なギミックもモデルガンで再現している(画像は試作品レポートより)

 

時代に置き去りにされた銃の佇まいを追求

 

 エイジド・エキストリームとは、ハートフォードが持つヘビーウエイト樹脂への研磨技術と同社が独自に開発した「錆」の表現によって、使い込まれ、あるいは手を入れず放置されたような状態を見事に再現する東京店カスタムである。今回そのシリーズにナガンM1895リボルバーが加わる。
 まるで鉄の塊として長年武器庫に眠らされ表面に赤錆が浮いたかのような佇まい。当然これは本物の錆びではなくリアルな表現手法であり、一つ一つ丁寧に仕上げられるものだ。

 

ハートフォード ナガンM1895リボルバー エイジド・エキストリームモデルガン
エイジド・エキストリーム仕上げで鉄に浮いた赤錆を見事に表現。一見しただけでは本物の錆びと見分けがつかないほどのリアリティだ

 

 このカスタムにはプラ製グリップバージョンと木製グリップバージョンをラインアップ。あわせて木製グリップ単品も発売されるので、交換作業をすればきっとナガンM1895リボルバーの独特な構造を直に学ぶことができるだろう。

 

ハートフォード ナガンM1895リボルバー エイジド・エキストリームモデルガン
ナガンM1895リボルバー用の木製グリップも発売。実物同様の3ピース構造を採用し、全面にチェッカリングが施されている。価格は¥16,280(7月~8月発売予定)

 


 

ハートフォード
ナガンM1895リボルバー エイジド・エキストリームモデルガン

 

DATA

  • 価格:プラグリップバージョン¥54,780/木製グリップバージョン¥67,760(順次製作予定)
  • お問い合わせ先:ハートフォード東京店

 

 


 

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  • お問い合わせ先:ハートフォード

 

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TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年8月号 P.97を元に再構成したものです。

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