近年、人気が高まりつつあるARCTURUS製電動ガン。高い品質と優れた実射性能を持つということもあり、注目している読者の方も多いのではないだろうか。今回は編集スタッフが手にできたAK74カスタムを分解して解説していこう。
ベースガン

ARCTURUS
AK74カスタム
- 全 長: 900mm
- 重 量: 3,600g
- 装弾数: 135/500発(マガジン2本付属)
- 価 格: 税込¥36,800
- 入手先: 41PX/41ミリタリー
メカボックスの取り出し
赤丸で囲ったボタンを押し込むとメインスプリングのテンションが解除される。安全にメカボックスを分解するためにも、必ず行なうべき作業だ
レシーバーカバーを開け、レシーバーカバーを固定していたカバーキャッチボタンを前方に押し込むと、基部の切り欠きからボルトごと外せる
赤丸で囲んだピンを左側面からピンポンチで打ち出して抜く。ピンの右側には返し加工がされており、右側面から打つと故障の原因となるので要注意だ
リアサイト基部の下にはイモネジが2本ある。まずは六角レンチで手前のネジを外す
それからフロント部分を少し動かすと奥まった2本目のネジにアクセスでき、2本分外すことができる
フロント部分はアウターバレルごと抜ける。ここからはチャンバー&インナーバレルを取り外していく
レシーバー上部からチャンバーを固定しているネジを2本外す
チャンバーの前方にあるL字型のスペーサーを外す。はめ込まれているだけで固定はされていない
マガジンハウジング内にある六角の平ネジを外すと、チャンバーを押さえていたスペーサー
が外れるようになる。
フリーになったチャンバー&インナーバレルを前方から引き抜く
セレクターレバーの支柱はネジとなっており、ペンチなどで挟んで回すと外れる。当て布を使用すると傷がつきにくい
ネジを外すとセレクターレバーがレシーバーから分離する。セレクターレバーの中には樹脂製の黒いものと金属製のカラーの2種類が収められていた
グリップ底部の蓋を開けるとモーター調整用の平ネジがあるのでこれを外す
レシーバーからメカボックスを取り出す。メカボックスはタイトにはまっているので配線を傷つけないように、様子を見ながら慎重に行なう
メカボックスの分解
メカボックス全体図。Ver3メカボックス準拠となっており、マイクロスイッチが装着されている。シンプルな構成で、分解も比較的容易だ
配線をまとめているカバーを取り外す。カバーには長方形の穴があり、ここにマイナスドライバーを当ててハンマーで軽く叩くと取り外しがしやすい
モーターハウジングの溝に収められている配線を引き出し、モーターのプラスとマイナス端子に接続されているコネクタを抜く。コネクタは差し込まれているだけなので簡単に取れる
メインスプリングはQD式だ。スプリングガイドの縦溝に大きめのマイナスドライバーを押し当て、溝が横を向くように回すとロックが外れてスプリングが飛び出てくる
赤丸で囲んだネジを2本外し、メカボックスからモーターハウジングを引き抜く
メカボックスの固定ネジは計7本。セレクターレバーとセレクタープレートは固定されておらず、手で外せる。左右共締めのセレクターギアは平ネジが使われており、スイッチカバーはネジ止めされている。トリガー近くのギアカバーの取り外し忘れに注意
ピストンを押さえながらメカボックスを開いていく。海外製電動ガンに多く用いられている緑色のグリスもなく、油分も適量に塗布されていた
以上でメカボックスの分解が完了した。分解してみて感じたのは、高い性能と低価格を両立するために要所を押さえつつ上手にコストカットをしているということだろう。実射性能に関わるピストンやシリンダーは文句のつけようがない品質であった。分解も容易なため、カスタムベースとしても優秀な1挺といえるだろう。
月刊アームズマガジン2021年6月号ではさらに詳しくメカボックスの内部を分析し、その魅力を解説している。また月刊アームズマガジン2021年7月号では本格的なカスタムを行なっていく。そちらもぜひご覧いただければ幸いだ。
この記事は月刊アームズマガジン2021年6月号 P.108~109より抜粋・再編集したものです。