エアガン

2021/05/13

入門編に最適な意欲作「コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ」

 

高級感ある仕上げが魅力的なガスリボルバー

 

 実銃では、同じ口径であればオートよりリボルバーのほうが高い性能を示すそうだ。確かにバレルがフレームにガッチリ固定されているリボルバーは実射性能に優れるだろう。しかしあくまでそれは実銃の話であって、エアガンとなればそう簡単ではない。
 リボルバーの構造上、シリンダーとバレルの間には必ず空間が設けられるが、エアガンの場合はどうしてもそこにエネルギーロスが発生してしまうのだ。そのほか様々な問題もあり、エアガンでのリボルバーのモデル化を難しくしている。

 

※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。

 

クラウンモデル コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ&6インチガスリボルバー
▲コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ

 

 しかし、それらをはねのけてガスリボルバーを展開するのがクラウンモデルだ。しかも、リボルバーの旨味を最大限味わえるカート式である。少々遠慮したサイズのカートリッジではあるが、雰囲気は充分楽しめる。

 

クラウンモデル コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ&6インチガスリボルバー
▲コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 6インチ

 

クラウンモデル コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ&6インチガスリボルバー
このスイングアウトしている姿がリボルバーの醍醐味だろう。もちろんエジェクターも作動するので、排莢もスムーズだ

 

クラウンモデル コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ&6インチガスリボルバー
リアサイトは上下左右にアジャスト可能である。ハンマーの突起も大きく、リアルな形状となっているのが魅力的だ

 

クラウンモデル コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ&6インチガスリボルバー
トリガー上部にセーフティが設けられている。ランパントコルトの刻印も施されており、雰囲気は充分に味わえる

 

クラウンモデル コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ&6インチガスリボルバー
まるで木製グリップのような風合いのグリップ。樹脂製ではあるが、雰囲気は充分だ。ガスタンクはグリップ内に内蔵されている

 

クラウンモデル コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ&6インチガスリボルバー
BB弾はカート後端にロードする方式だ。少々短いサイズではあるものの、カート式のガスリボルバーは数少ない

 

 コッキングモデルと違いしっかりダブルアクションとシングルアクションのどちらも楽しむことができるガスリボルバーの入門編に、このモデルは最適といえるだろう。比較的リーズナブルな価格設定もありがたい。

 


 

クラウンモデル
コルトパイソン.35マグナムシルバータイプ 4インチ&6インチガスリボルバー

 

DATA

  • 全長:243mm/295mm
  • 全高:142mm
  • 全幅:38mm
  • 重量:530g/580g
  • 装弾数:6発
  • 価格:4インチ、6インチともに 税込¥10,450
  • お問い合わせ先:クラウンモデル

※データは前が4インチ、後が6インチ

 

TEXT:モロ☆/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年6月号 P.98より加筆・再編集したものです。

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