エアガン

2021/01/27

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー

 

ついにあの名銃もVer.3化、決定!

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー

 

 M13、通称FBIスペシャルは1974年に完成、支給されたモデルだ。70年代半ば、米国連邦捜査局F B Iで特別捜査官が携帯する銃の口径とサイズを統一することになった際に支給されたS&WのKフレーム、ラウンドバットのM10 2.5インチモデルが不評だったため、そのプロトタイプから開発されたのがM13である。

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー

 

 M13はM10とは対照的に大変好評だったことから、1986年と1987年にも支給された。その後FBIは多弾数を必要とする特殊部隊からオートマチックピストルを採用していき、特別捜査官もオートマチックピストルを採用することになる。そのためこのM13が、FBIが支給した最後のリボルバーとなった。その意味でもM13は記憶されるべきリボルバーなのだ。

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー
.357に対応する太いバレル。そのマズルにはライフリングもきっちり再現

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー
バレル上面にはリブがあり、その上にシャープなセレーションが刻まれたフロントサイトが付く

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー
Kフレームではスタンダードなセミワイドスムーストリガーが装着されていた

 

 タナカのリボルバーはガスガンからVer.3化が進んでいるが、モデルガンでも、先行したM19シリーズに続いて人気の高いM13 FBIスペシャルがVer.3化される。
 まだ詳細は明らかにされていないが、M19のVer.3とM13の試作サンプルから推測すると、スムーズな作動を実現するメカニズムのチューンアップは当然として、外観形状の細部の見直し、実銃どおりの刻印への変更、グリップ内へのウエイトの追加とバランス調整などが行なわれるだろう。これらによって、コレクションにふさわしいハイグレードなモデルガンに生まれ変わるはずだ。

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー
ラウンドバット&サービスサイズのグリップにブラック仕上げのグリップアダプターのコンビネーション

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー
ハンマーはスパー部の幅が狭いサービスタイプ

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー
カートリッジは7mmキャップ火薬仕様で、轟音を発する

 

 もちろん豪快な発火も期待できるので、撃っても楽しいモデルガンになっていることは間違いない。今からお金を貯めて、発売日を楽しみに待ちたい。

 

タナカ「S&W M13 3インチ FBIスペシャルHW Ver.3 モデルガン」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:202mm
  • 全高:125mm
  • 全幅:35mm
  • 重量:660g(カートリッジ含む)
  • 装弾数:6発
  • 価格・発売日:未定
  • お問い合わせ先:タナカ

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:広中惟磨(スタジオゼット)
MODEL:斉門里奈
HAIR&MAKE UP:西田聡子

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年3月号 P.84~85より抜粋・再編集したものです。

 

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×