2020/10/22
バッテリーの「Tコネクター」化に挑戦!
ツインテールをなびかせて巷で話題のサバイバルゲームから銃や装備など、かすみんが気になるモノをピックアップ!! 今回はTコネ化に挑戦してみました!
さて、今回はバッテリー番外編です!
みなさんは「Tコネ」という言葉を最近よく耳にしませんか? 正式にはディーンズコネクターというものですが、接続端子がT字になっているのでTコネクター、Tコネと呼ばれています。電動ガンで一般的に使われているタミヤミニコネクターが10A、Tコネクターは50Aと通電効率がいいので、電子系カスタムが施された電動ガンはTコネ仕様のものが多くなっています。
そして、最近では最初から本体側の端子がTコネ仕様になっている海外製電動ガンも多く、それらを使うにはバッテリー側の端子もTコネでないと使えません。ですが、Tコネバッテリーは基本的にあまり販売されていないので、お店で交換してもらうか、自分で交換するかになります。
そこで、今回は実際にかすみんが端子交換に挑戦し、交換に必要な物と手順をレポートしていきたいと思います!
端子交換に必要な道具
- はんだ
- はんだごて
- ニッパー
- 熱収縮チューブ
- ライター
- はさみ
- 金属ヤスリ
- クリップ
- ラジオペンチ
まず、熱収縮チューブを1.5cm程の長さにカットします。この時は切り口が斜めにならないように
バッテリー配線をニッパーでカットします。この時は2本同時に切らないこと!短絡を防ぐために必ず片側ずつ作業しましょう
被膜を取ります。ニッパーで軽く5mmほどはさんで被膜に切れ込みを入れ、回して取り除きます
このとき配線がばらけるので、まとまるように軽く指でねじっておきます
ここで忘れないように絶縁用の熱収縮チューブを通します
取り付けるTコネ端子(メス)のプラス極とマイナス極を確認。黒はマイナス、赤はプラスに取り付けます。逆接には気を付けましょう!
Tコネ端子をクリップで作業台に固定し、はんだごてが温まったら、はんだがのりやすいよう金属ヤスリで少し削ったマイナス端子に予備はんだを取り付けます
配線側にも予備はんだをつけます。毛細管現象ではんだが染み込みます。多めに盛っておきます
配線と端子をはんだごてで交互に温め、はんだを溶かしながら結合させます。この時、配線が熱くなるのでラジオペンチを使うと便利。数秒待ってはんだが冷めたら外れないかチェックしましょう
熱収縮チューブを端子側に爪で押しながらライターであぶります。これでマイナス側は終了です
同じ手順でプラス側も取り付け、Tコネバッテリーの完成です! 最後に電動ガンに繋いで通電するか確認します。初めてなのでゆっくりと手順を間違えないようにやって約30分かかりました(笑)
お急ぎの方にはTコネ変換アダプターもあります。ネットでも各社出ていますが、まれに逆接になっているアダプターもあるそうなので、繋ぐ前には必ずチェックしてください!
今回のバッテリー番外編はいかがでしたか? はんだごてを使うのは実に中学校以来だったのでドキドキでしたが、手先を使うのは好きなので楽しかったです! ぜひ、安全に気を付けてチャレンジしてみてください!
TEXT:かすみん/アームズマガジンウェブ編集部
技術協力:AIRSOFT97
Twitter:@aburaneko517
公式LINE:@kasumin
この記事は月刊アームズマガジン2020年11月号 P.183より抜粋・再編集したものです。