2020/09/07
ハートフォード「スタールリボルバー エイジド・エキストリームモデルガン」製品レビュー
少数限定のハートフォード東京店オリジナルカスタム
アメリカ南北戦争の時代、スタール・モデル1858アーミーは独創的なダブルアクションメカニズムを備えた革新的なパーカッションリボルバーだったが、癖のある操作方法と、戦後における急速な旧式化によって徐々に使われなくなった。
そんな役割を終えて放置され、うっすらと錆が浮いて経年劣化の激しい状態となったスタール・モデル1858アーミーをハートフォードが東京店オリジナルカスタムとして見事に再現。その素晴らしい仕上げは、言われなければ実銃としか思えないような極めてリアルな出来映えだ。
シングルアクションでハンマーを起こす時に、親指でハンマースパーを使ってコックしてはいけないのがスタールのダブルアクションメカの特徴
銃身下にある、シリンダーに弾と火薬を押し込めるローディングレバーは亜鉛合金製だが、見事な錆が表現されている
フレームは錆びることのない樹脂製(ヘビーウエイト樹脂)だが、こちらにも鉄と見まがうばかりの錆の表現が
エイジド(古びた)フィニッシュは、木製グリップにも抜かりなく施されている。グリップ内にはウエイトが追加され、重量アップも実現
この錆まで再現した「エイジド・エキストリーム」は、東京店オリジナルの手法による手の込んだ仕上げ。わずかに作り置きはしておくものの、基本的にオーダーメイドによる少数限定生産とのことだ。
また今後、コルト・モデル1860アーミーのモデルガンの組み立てキットが9月発売予定だが、ʼ60アーミーにも、このエイジド・エキストリームが少数作られる予定だ。
DATA
- 全長:300mm
- 全高:154mm
- 全幅:42mm
- 重量:720g
- 装弾数:6発
- 価格:¥41,819
- お問い合わせ先:ハートフォード東京店
TEL 03-6721-7986
TEXT:トルネード吉田/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年10月号 P.89より抜粋・再編集したものです。