2025/03/28
ライダー釘付けのバイク&アクセサリーが目白押し!「第52回東京モーターサイクルショー」
毎年3月下旬の3日間にわたって開催される東京モーターサイクルショー。国内最大規模のオートバイやその関連商品の展示会としてホンダやヤマハ、スズキ、カワサキなどの国内主要メーカーを筆頭に、BMWやハーレーダビッドソンといった海外メーカー、パーツ&アクセサリーメーカーが出展し、その年に発売される新製品や人気機種が一堂に展示される。今年も会場となった東京ビッグサイトには多くの来場者が訪れていた。ここでは私が気になったバイクやアクセサリーをピックアップしてみた。
ホンダ
ホンダの目玉は、CB1000ホーネットをベースに往年のシルバー×ブルーの「スペンサーカラー」をまとった「CB1000Fコンセプト」である。まさに「F」を思わせる歴史的なデザインを継承しつつ新時代のCBとしてオールドユーザーからヤングユーザーまで多くの来場者の目を引いていた。
CB1000Fコンセプトの発表と同時にレーサーモデルを想起させるモリワキエンジニアリングとのコラボによるコンプリートカスタムも展示されていた。
長年に渡り多くのライダーを魅了してきた永遠の定番CB1300シリーズ(通称BIG-1)。写真は1992年に発売を開始した初代「CB1000 SUPER FOUR」を継承する現行CB1300シリーズの最終モデルとなる「CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition」。
1994年に発売されたCBR250RRをイメージしたパールグレアホワイトのカラーリングが人目を惹くスーパースポーツモデル「CBR250RR」。250㏄クラスとは思えない大型バイク並みのパワフルな走りから発売以来人気が衰えない。
1975年に発売されてから50周年を迎えたホンダの大型プレミアムツアラー「ゴールドウイング」。ブースでは1,833㏄水平対向6気筒エンジンに電子式7段変速(DCT)を搭載する50周年記念モデル「ゴールドウイングツアー」が展示されていた。
ロー&ファットなスタイルで普通二輪免許で乗れることから大人気のRebei250にクラッチ操作を電子制御化することにより発進時、変速時、停車時のクラッチ操作を不要とした「Honda E-Ciutch」搭載車が登場。渋滞時やロングツーリング時の負担が減ることから、ますます人気が出そうだ。
二輪車として世界初となる電動過給機付き新型V型3気筒エンジンが公開された。エンジンの回転数に左右される通常の過給機とは異なり、電動により任意に過給をコントロールすることで低回転時でも効率よくトルクフルなレスポンスが味わる。
2025年11月から開始される新排ガス規制の適用対象となることで総排気量50cc以下の原付バイクは生産・販売が困難になることを受けて、2025年4月から125cc以下のバイクでも最高出力を現在の原付バイク程度に抑えたものであれば原付免許で乗れるようになる。原付バイクを製造していたメーカーは対応に追われる中、ホンダはスーパーカブ110をベースにした原付バイク「スーパーカブLite」を展示していた。
見た目は110そのものだが、メーターの最高速度は60㎞となっていた。対象年齢18歳以上用のエアガンを見た目はそのままに対象年齢10歳以上用にデチューンしたもの(例:東京マルイの電動ガンRシリーズ)と言えばわかりやすいかもしれない。
スーパーカブLiteの近くには1967年(昭和42年)に発売された排気量50ccのスーパーカブC50が展示されていた。見た目で「スーパーカブ」とわかるアイコニックなデザインは現行モデルにもしっかり継承されている。
スーパーカブLiteでも述べたように排ガス規制の強化を受けて、年を追うごとに電動バイクの展示が増えているのを実感する。ホンダは交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」2個を動力用電源に採用した排気量110ccに相当するモデル「CUV e」を展示。1回の充電で走行できる距離は57㎞(メーカー公表値)となっており、通勤・通学に適した電費性能を実現している。価格は税込¥528,000。
実用的なデザインの多い電動バイクだが、ホンダは同社初となるスポーツモデルの電動バイク「EV Fun Concept」を発表。エンジンが搭載されるスペースにモーターとバッテリーが内蔵されており、未来的なフォルムは電動バイクらしい。
二輪の最高峰レースである「MotoGP」に参戦しているマシン「RC213V×Pro Honda」が展示されていた。各部は改良が続けられており、貴重なマシンを間近で見れることから食い入るように見ていた来場者が多かった。
スズキ
スズキのデュアルパーパスモデルの象徴である「DR」の名が付けられた名車「DR-Z400」シリーズが復活した。398㏄水冷4サイクル単気筒DOHCエンジンにスズキトラクションコントロールシステム、スズキドライブモードセレクターを搭載。写真はスズキ伝統のチャンピオンイエローをまとったデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」。
こちらはスーパーモトモデルの「DR-Z4SM」。タイヤはもちろんディメンションも各モデルに最適なセッティングが施されている。
人気ゲーム『ストリートファイター6』に登場するバイクを趣味とするキャラクター「ジュリ」をイメージした「GSX-8R Tuned by JURI」。手書き風のGSX-8Rのロゴと彼女のトレードマークである蜘蛛模様をカラーグラフィックに取り入れ、彼女の特徴である左目の風水エンジンがエンジン上に表現されている。
電動アシスト自転車のバッテリーと駆動ユニットを使用した折り畳み可能な原付一種相当の電動モペットとして参考出品されていた「e-PO」。今までは原動機(エンジン)やそれに付随する周辺装備によってサイズや運用方法が制限されていたが、電動化によって今までにないバイクの使い方・遊び方が開拓されつつある。
ヤマハ
ヤマハのオートバイの中でも個人的に好きなのがパリダカールラリーで活躍した往年の名車の名前を冠した「テネレ700」。ホンダのアフリカツインと同様、一度は乗ってみたいアドベンチャーバイクのひとつだ。
電動スクーター「E-Vino」。1回の充電で走行できる距離は32㎞(メーカー公称値)。丸みを帯びた可愛いらしい愛嬌のあるフォルムから女性の来場者に人気があった。
今秋に発売予定の125ccクラスのスクーターとして展示されていた「Fazzio」。E-Vino同様、可愛らしいポップな外観は女性ライダーを中心に人気が出そうだ。
カワサキ
1,098㏄水冷4ストローク並列4気筒エンジンや大型のウインドシールド、ロングストロークサスペンション、アップライトなポジションなどロングツーリングに最適な装備が施されたVERSYS 1100 SE。これなら東京→青森間も楽に移動できるだろう。
スーパースポーツに匹敵する走りとロングツーリングも楽にこなせる快適性を有したスポーツツアラーとして発売以来人気のNinja 1100SX。ここで紹介するSEはそのハイグレードモデルで、ブレンボ製フロントブレーキパッケージとオーリンズ製S46ショックを標準装備している。
BMW
BMWのフラッグシップモデルR1300 GS Adventure。大型の燃料タンクを搭載するなどもともとボリューミーなモデルだが、1,300㏄空冷/水冷2気筒4ストロークボクサーエンジンにトップケース、パニアケースなどを装着すると戦車のようだ。
多くのメーカーが新型のデュアルパーパスモデルやオフロードモデルを発表する中、BMWもアドベンチャーモデル「G310」「F800」「F900」の間に位置付けられる「CONCEPT F450GS」を発表した。450㏄並列2気筒なので日本では大型二輪免許が必要だが、高い走破性をイメージさせるフォルムは人気が出そうだ。
BMWは電動バイクで先行しており写真上のビッグスクータースタイルの「CE04」、モペットスタイルの「CE02」を展示していた。ちなみにCE04はドイツ製で231㎏、車両重量は、CE02はインド製で車両重量は132㎏とのこと。
PMC
PMCのパーツブランド「FULNESS」のデモ車両として、ホンダ・クロスカブ110をベースに、ホンダが生んだレジャーバイク「MOTRA」をイメージしたバイク「シン・モトラ」を展示していた。黄色の車体色はもちろん前後のキャリアやサイドパネルなど、MOTRAらしいフォルムがよく再現されている。
ヨシムラ
ヨシムラのブースで展示されていたFIM世界耐久選手権(EWC)で2024シーズンチャンピオンを獲得したスズキGSX-R1000R。昨年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで3位に入賞したマシンとして記憶に残っている方も多いだろう。
GIVI
私も愛用しているイタリアのGIVIのトップケース。GIVIといえばモノロックシリーズに代表される強化樹脂製だが、今回同社初となるナイロン製ケース「CANYON」シリーズが発表された。バリエーションが豊富で、軽量で柔軟性があり、もちろん防水性もあることからキャンプツーリングに最適だ。
昨今人気を集めているのがボックス形状の金属製トップケースだ。GIVIの金属製トップケースはアルミ製で軽量かつ大容量なのが特徴。
DAYTONA
デイトナの「HenlyBegins」ツーリングシートバッグBASICシリーズは側面にメタルフレームが内蔵されていることから型崩れしにくく、スクエアな形状であることからキャンプ用品などが効率よく収納できる。ボディ側面やフラップにMOLLE/PALSウェビングが施されており、専用のポーチの他にMOLLE/PALSウェビングに対応したポーチ類が装着できる。バリエーションが豊富なのも魅力だ。
昨今スマホホルダーはライダーのマストアイテムとなっている。デイトナの新ブランドFLEXシリーズのスマホホルダーは使いやすいだけではなくブラック、グリーン、ホワイトの3色揃っている。また写真左はドリンクホルダーで、これも意外となかったアイテムだけに人気が出そうだ。
Kaedear
私もツーリング時に使用しているKaedearのスマホホルダー。スマホホルダー本体の種類はもちろんアタッチメント類も豊富にラインアップされており、車種を問わずマウントできるのが魅力。もちろんスマホもしっかりホールドしてくれる。
RS TAICHI
スタイリッシュで機能的なライディングウェアを提供しているアールエスタイチ。写真の「MILES AIR LACKET」は襟が付いたコバートスタイルのメッシュジャケット。跨りやすいダブルファスナー仕様で上腕部にはベルクロパネルが備わっている。タクティカルテイストなカラーリングが用意されているのも嬉しい。
アールエスタイチと化粧品メーカーのマンダムとの共同開発によって誕生した気化冷却を積極的に利用した冷却システム「LIQUID WIND」。専用設計の冷却水(LIQUID WIND WATER)をアンダーウェアに送水し、走行風を受けることで胸部と背中を集中的に冷却するという画期的なアンダーウェアだ。
左腰に装着しているのが電動ポンプによってアンダーウェアに自動送水するボトルキット。専用冷却水1パック(300ml)で4~5時間の使用できるという。内蔵充電池は連続駆動約200時間、真空断熱構造の保冷ボトルなので、ボトルそのものが温度上昇の影響を受けにくくなっている。効率よく冷やすにはメッシュジャケット必須だが、ボトル入れとしてダンプポーチなどを活用すればサバゲーでも使えそうだ。
WORKMAN
高コスパなことから人気のワークマンのライディングウェア。今回は人気のレインウェアが防水性能をアップ。サイズのバリエーションも増えて選びやすくなった。
Arai HELMET
ヘルメットのカラーリングといえば白やシルバー、黒が定番だが、最近は写真のアライの「RAPID NEO」のようなデザートサンドやマットグレー、オリーブといったタクティカルなカラーリングが増えている。
SHOEI
ショウエイのブースには同社のフルフェイスヘルメット「Z-8」とバーチャルシンガーソフトウェア『初音ミク』との限定コラボレーションモデル『Z-8 初音ミク』が展示されていた。初音ミクのイメージカラーであるブルーグリーンにホワイトとレッドピンクのアクセントカラーが入ったカラーリングとなっており、両側面に初音ミクが大きく描かれている。
HOBBY THE PEOPLE
イラストレーター・コウシュウマサルとホビージャパンのコラボで生まれたアパレルブランド「HOBBY THE PEOPLE」にHondaの名車アパレルシリーズ「HONDA THE PEOPLE」が登場。車種はCT110(1981年)、スーパーカブC100(1958年)、モンキー(1978年)、モトコンポ(1981年)の4種類。モーターサイクルショー期間中は八重洲出版のブースでTシャツとトートバッグが展示・販売されている。
警視庁
警視庁のブースでは白バイが展示されていた。普段間近で見ることができないだけに多くの来場者が足を止めていた。また東屋外駐車場では警視庁女性白バイ隊クイーンスターズによる「ドリル走行」のデモンストレーションや、白バイ隊によるワンポイントレッスンが開催されていた。
第52回 東京モーターサイクルショー
THE 52nd TOKYO MOTORCYCLE SHOW
会場:東京ビッグサイト
東1・2・3・8ホール + 東屋外駐車場
開催日時
2025年3月28日(金)10:00〜13:00 特別公開
*東8ホールのみ10:00より一般公開します
2025年3月28日(金)13:00〜18:00 一般公開
2025年3月29日(土)10:00〜18:00 一般公開
2025年3月30日(日)10:00〜17:00 一般公開
TEXT:毛野ブースカ
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