2024/01/28
日本警察制式拳銃SAKURAの海上保安庁仕様を初再現「タナカ S&W M360J “SAKURA” 海上保安庁モデル ヘビーウエイトVer.2モデルガン」
日本警察制式拳銃“SAKURA”
日本の制服警察官の制式拳銃であるS&W M360J、通称「SAKURA(サクラ)」。.357マグナム弾が発射できるJフレームリボルバーM360シリーズをベースに、S&Wで製造されたものをミネベアミツミ(旧NMB。ニューナンブM60の製造元)が日本に輸入、管理番号が施され各警察機関に配備している。ちなみにサクラは.38スペシャル弾専用となっている。
M360特有の二重構造の2インチバレルやスカンジウム合金製のフレーム、インターナルセーフティ、フレーム側に設けられたファイアリングピンを採用。管理番号やNMBの刻印に加えてニューナンブM60やS&W M37エアウエイトから継承されたフィンガーレスト付きのグリップやランヤードリングが特徴だ。軽量で、かつグリップは日本人の手に馴染みやすいものだという。
海上保安庁で使用されるサクラがモデルガンで初登場
日本警察の標準的なリボルバーであるこのサクラを忠実に再現したタナカのモデルガンに、海上保安庁仕様がラインアップされた。海上保安庁の訓練シーンが時折公開されることがあるが、その中でランヤードが付いたサクラを手にした海上保安官を見たことがある方もいるのではないだろうか。
海上保安庁モデルはフレーム左側の「SAKURA M360J」の刻印下部に海上保安庁のシンボルであり、庁旗などに用いられている「コンパスマーク」が刻まれ、シリアルナンバーも海上保安庁モデル用に変更されている。タナカはこのコンパスマークだけではなく、サクラの特徴的な外観や各部の刻印、管理番号、グリップ、ランヤードリングも日本警察仕様と同様にリアルに再現している。
実包が装填されない実銃の重量が約420g、タナカのヘビーウエイトモデルはカートリッジ込みで約440gとなっており、実銃に近い手応えが体感できる。海上保安庁仕様は少量生産となっているので、欲しい方は早めに手に入れよう。
タナカ
S&W M360J “SAKURA” 海上保安庁モデル ヘビーウエイトVer.2モデルガン
DATA
- 全長:163mm
- 全高:129mm
- 全幅:34mm
- 重量:440g(カートリッジ含む)
- 装弾数:5発
- 価格:¥33,880(2024年2月中旬発売予定、数量限定生産)
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年3月号に掲載されたものです。
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