あのライトニングを発火式モデルガンで再現

 

 

　コルトSAAにはじまりテキサスパターソンやウォーカー、60アーミー、スタールリボルバー、ニューモデルアーミーなどウエスタンリボルバーの傑作をモデルガンで再現してきたハートフォードから、コルトM1877ライトニング（以下ライトニング）がついに発火式モデルガンで発売される。

 

 

　実銃のライトニングはコルトが最初に市販したダブルアクションリボルバーで、その後に続くコルト製ダブルアクションリボルバーの原点と言えるモデルだ。今回ハートフォードが再現したのは.38口径、4.5インチバレル仕様のライトニングリボルバー（.41口径モデルはサンダラーリボルバーと呼ばれる）である。メカニズムの設計不良からダブルアクションの作動に難があり、思うように作動が得られなかったことから欠陥銃のレッテルが貼られてしまった不運なリボルバーだ。

 

 

 

 

 

快調発火!! あのライトニングを発火式モデルガンで初再現

 

　知名度はあるものの完成度が低かったライトニングをハートフォードはモデルガンで初再現。開発コンセプトはズバリ「快調発火」。欠陥のあったメカニズムはハートフォードが独自にアレンジを加えたことでスムーズかつ確実なシングル／ダブルアクションを実現している。

 

 

 

 

　現代のダブルアクションリボルバーに比べるとトリガーフィーリングは独特だが、シリンダーの回転とハンマーダウンのタイミングがズレたりすることなく快調な発火が楽しめる。全体のフォルムはSAAに似ているが、実際はひと回り小さくしたようなサイズ感だ。バレル右側にはエジェクターチューブ、やや前のめりに装着されたラウンドトリガー、バードヘッドタイプグリップが付属している。

 

 

 

 

 

 

　バリエーションとしてサンダラーやバレル長違い、オールシルバーなどが予定されている。ライトニングがモデルガン化されることを心待ちにしていた方も多いはず。発売までもう少し待たれたい。

 

 

＊写真は試作品です。実際の製品と異なる場合があります

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ハートフォード
コルトM1877ライトニング モデルガン

 

DATA

• 価格：予価￥39,380（2023年10月発売予定）
• お問い合わせ先：ハートフォード　TEL0120-187345

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年9月号に掲載されたものです。

 

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