2020/05/08
エアガンだからこそできた「タクティカル・リボルバー」
マルシン タクティカルホーク ホーグタイプグリップ仕様マットブラックABS 6mmBB Xカートリッジシリーズ
リボルバーと「タクティカル」は、あまり結びつかない印象があるだろう。装弾数でいえばオートのほうがはるかに多く、1発1発の強さで勝負するかコンパクトさで勝負するか、という戦いをリボルバーは強いられる。
実銃でもタクティカル方向に振ったモデルがまったくないわけではないが、オンデューティリボルバーとしてはコンパクトさや可搬性が重視されるため、あまり大仰になることもできない。ましてや、バレル周囲にピカティニーレールを配して…となると、非現実的なシルエットになるのは目に見えている。
が、それを成立させる手法がある。それはエアガンとして製品化することだ。
エアガンだからこそ実現できたタクティカルリボルバー、それが「タクティカルホーク ホーグタイプグリップ仕様マットブラックABS 6mmBB Xカートリッジシリーズ(¥33,800)」だ
ブラックホークをベースにして、巨大なコンペンセイターを装着、バレル周囲にはピカティニーレールを配する大胆なデザインは、エアガンならではのものといえるだろう。実銃では、シリンダーとバレルの隙間から噴出する発射ガスを考慮しなければならないが、エアガンならその心配もない。SAAスタイルのリボルバーにレールを組み合わせるという強烈なデザインは唯一無二である。
エジェクターロッドの干渉を受けない左面は大きなレールが配されている。ただでさえ迫力あるスタイルに、ライトなど搭載するとどうなるのだろうか?
ノンフルートシリンダーも無骨な印象を与える。フレームにある刻印がブラックホークであることを主張している
ブラックアウトされたグリップによってより精悍なイメージを纏ったこのタクティカルホーク。いわゆる「ロマン銃」として私は高く評価したい。
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TEXT:モロ☆/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年6月号 P.109より抜粋・再編集したものです。