2022/08/22
日本でメジャーな銃2機種 の 出荷案内 と
こんにちは。タナカワークスです。
全国的にコロナが猛威を振るっております。
協力企業でも影響が出ているようで出荷にも少なからず影響が出ています。
いきなりの出荷延期や中止等もあり得ると思いますのでその点はご了承くださいませ。
さて、今月の出荷案内のお知らせです。
謎の銃がトップ出ていますが、それがコチラ。
『Unmarked "黒星"(Hēi xīng) Pistol Heavy Weight Model Gun』
簡単にいえば「五四式自動拳銃」の無刻印モデルです。
先月の製作に当たり五四式を調べていた際に色々と発見がありました。
中華トカレフを追っていくと、五四式は正規の製造ラインでもベトナム戦争で製造先秘匿のために「無刻印にしたもの」が存在しています。
また特に日本で摘発され報道される「トカレフ型」と称されるものも純粋な旧ソ連製「TT-33 or 30」だけでなく、中国製「五四式拳銃」(輸出モデルも含む。セーフティが付いてるのは輸出モデル)や北朝鮮製「六八式拳銃」(便宜上のトカレフとしています)、「五四式のコピー品」などもあることがわかりました。
これらの銃はおそらくは軍や警察から「流出した」もの、あるいは検品から弾かれたパーツを組み上げた五四式に「成り損ねた」もの、また五四式の「密造品」(中国国内でも五四式のコピーを密造している地域もありましたし、パキスタン北部などでも手作りでコピーを製造していました)などであろうと推測できます。
この「非正規な」五四式は廉価で高威力、堅牢な作りから “黒社会”(中国系の犯罪組織を総括して指す言葉)に歓迎され、やがて香港や台湾の裏の社会に浸透していきます。それを経由して日本にまで入ってきていたようで、その筋では「黒星」(ヘイシン:黒星の中国語読み)と呼ばれているそうです。
調べていくうちに、この危険な魅力を放つ銃に魅力を感じた副社長(トカレフ監修)が「無刻印モデルを作ろう」と言い出しました。
それだけですと面白みがないので、副社長が発火テストの際に周囲に迷惑を掛けないよう便宜的に装着していたサプレッサーがなかなかどうして格好良いので採用し、スレッテッドバレル仕様にしてみました。
サプレッサーを装着してみるとこんな感じです。
快音トップを使用しているので、このサイズにしてはシングルキャップでも音が大きいのが特徴のトカレフシリーズですが、サプレッサーを装着するとかなり抑えられます。都市部の集合住宅でも安心して使用できます。
アングラな雰囲気も漂う中、実用面(?)でもおすすめできるモデルとなっています。
またどんな設定でも合うような謎の銃としてモデルアップしたので名前が長くなりました(笑) 長いですが覚えてください。
もう一つの目玉がコチラ。
『三八式歩兵銃 ブラック
ご要望の多かった三八式歩兵銃のブラックモデルが装いも新たに「鬼胡桃銃床仕様」として登場です。
内部は先行したグレースチールフィニッシュのモデルと同様にガスの気化効率を見直し、設定し直したver2.ベースの信頼性の高いものになっています。
また何と言っても今回はストックが実銃同様「鬼胡桃」(オニグルミ)に変更になりました。「三十年式小銃」から続く伝統の「国産のウォールナット(クルミ)材」です。
ストックの色味もスタッフ共々練り直し、絶妙な色合いになったと自負しています。
また今回はボルト部を白磨きでなく、グレースチールフィニッシュとしているのも特徴です。
また再生産も3機種。
『COLT PYTHON .357magnum 2.5inch "R-model" Heavy Weight Model Gun』
『S&W M36 .38special 2inch "Chief Special" Heavy Weight version2 Model Gun』
人気の高いスナビーが2機種。
『LUGER P08 6inch Heavy Weight Gas Blowback Gun』
「ネイビールガー」の愛称で知られる6インチモデルの再販です。
マニアックなラインも再生産されるので、お買い逃しなく……。
最初にも書きましたが、都合により予定は変更になる場合があります。
本当はもっと早くに出したかったモデルや発表したのに遅延しているモデルも多々あります。それに並行し、発表していない開発中のモデルもあるので弱小企業の社内はてんてこ舞いです。
その中でもスタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちください。